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タジキスタンの準々決勝進出に中国メディア安堵「代表チームが引き分けた相手は強かった」「グループAは“死の組”だった」【アジア杯】

THE DIGEST編集部

2024.01.29

中国代表はグループステージの3試合で1ゴールも決めることができず、アジアカップで同国史上初となる0得点・未勝利で大会を後にした。(C)Getty Images

 アジアカップの決勝トーナメントが始まり、1月28日に行なわれたラウンド・オブ16では、オーストラリアが初のベスト16入りを果たしたインドネシアに4-0で快勝。また、1996年大会で準優勝、2015年大会の準々決勝で日本を倒して最終的に3位となったUAEを、本大会初出場のタジキスタンがPK戦の末に破って金星を手にした。

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 とりわけアジアカップ初出場ながら、ベスト8に勝ち上がったタジキスタンが台風の目となっている。これに中国メディア『Sohu』が注目し、「タジキスタンが大きな貢献をしてくれた」と報じた。

 というのも中国は、グループAの第1節でタジキスタンと対戦してスコアレスドロー。引き分けた相手がベスト8に進出したことで、「中国が引き分けた相手は強かった」と記述し、「中国代表のアレクサンダル・ヤンコビッチ監督は安堵のため息をついたかもしれない」と伝えた。
 
「19年の前回大会でベスト4に入ったUAEを決勝トーナメントで倒し、ベスト8に進んだタジキスタンは強かった。この結果はアジアトップ8のチームであることを示すには十分だ。そしてタジキスタンはさらに上を目指せる可能性さえある。これは中国代表がグループステージで敗れたことを正当化できるかもしれない。カタール、タジキスタンがいたグループAは"死の組"だった」

 中国はグループステージ第2節もレバノンとスコアレスドローで終え、第3節には開催国カタールに0ー1で敗戦。グループ3位で大会から姿を消していた。アジアカップでの0得点・未勝利という結果は中国史上初の屈辱的な記録で、代表チームは批判に晒されていた。このような状況で目の当たりにしたタジキスタンの快進撃は、中国サッカー関係者の溜飲を下げたのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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