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「バルサの次期監督は誰がいい?」地元紙が実施したアンケートではクロップがトップに! 本命不在の「シャビの後継者」にはクラブOBの名も多数浮上

下村正幸

2024.02.01

シャビの後任候補の名前はたくさん挙がるが、絶対的な本命は不在だ。(C)Getty Images

"切り札"シャビの今季限りでの退任発表後に、バルセロナに残されたのは大きな空白である。

 ファンが求めるのは、この巨大な虚無感を覆うことができるだけの実績とカリスマ性を兼ね備えた大物監督だ。もっとも、ジョゼップ・グアルディオラもルイス・エンリケもそれぞれマンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマンに雇われの身で、自ずと選択肢から外れる。

 そんな中、「次期監督は誰がいいか?」というバルサ寄りの『ムンド・デポルティボ』紙が実施したアンケートによると、ユルゲン・クロップが2位以下を大きく離してトップに選ばれている。今シーズン限りでのリバプール退任を発表しており選択肢の1人であるが、最大のネックは、「少なくとも1年間は休養する」と宣言している本人の強い意思だ。
 
 一方、『マルカ』紙によると、バルサが新監督に求めているプロフィールは、欧州での指導経験、若さとエネルギー、勝利へのハングリー精神の3点とし、その条件に合致する候補者として、ロベルト・デ・ゼルビとミケル・アルテタの名前を挙げている。とはいえこちらも、現在ブライトン、アーセナルと契約中だ。

 その契約の足かせが存在しないのが、バルサBを率いるラファ・マルケスだ。ジョアン・ラポルタ会長の主導で2022年7月にBチーム監督に招聘し、現在2シーズン目を迎えている。
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