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パリSGを翻弄した久保建英に現地メディアからは高評価も… 一方で失点場面を「僕のミス」「罪悪感抱く」と猛省

THE DIGEST編集部

2024.02.16

久保がCL・パリSG戦で奮闘を見せたが、ソシエダは1stレグを落とした。(C) Getty Images

 現地時間2月14日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)ラウンド・オブ16のファーストレグは、レアル・ソシエダがホームのパリ・サンジェルマンに0-2で敗北。これで連続未勝利&無得点は5試合(公式戦)に伸びた。

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 強敵相手にプレッシングをかけて攻撃を封じて試合を折り返したソシエダだったが、58分にCKからキリアン・エムバペの先制ゴールを許し、さらに70分には速攻からブラッドリー・バルコラに左サイドを破られ、そのまま強烈なシュートをゴール右隅に突き刺されてリードを広げられてしまった。

 久保建英はアジアカップ後のソシエダ合流後、全3試合連続でスタメン入りを果たし、序盤は右サイドで光るプレーを披露。UEFA(欧州サッカー連盟)の公式サイトは、「久保がマーカーのルーカス・ベラルドをかわして惜しいニアポストへのシュート」「久保がベラルドを翻弄」「ソシエダの幾つかの良い瞬間で、タケ・クボがチャンスを迎える」「久保は右サイドで非常にトリッキーだ」とライブ実況でしばしばそのプレーに言及している。

 さらに、「久保はパリSGにとって、非常に厄介な存在であることが証明されている。彼の足は非常に素早く、その低い重心はDFとしては対処するのが非常に難しい」と日本人アタッカーを称賛した同メディアだが、同時に「ソシエダはゴールを決められないまま8時間近く(474分間)が経過した。その間に彼らが生み出したチャンスを考えると、なぜこの記録を止められないのか理解するのは非常に難しい」と、チームの深刻な問題を指摘した。

 最初の失点の場面では、久保がエムバペのマークを外した形となり、彼自身も「僕のミスです。イゴール(スベルディア)が競り勝ったと思い、セカンドプレーのために前に出ようとしたら、ボールは誰かの背中にはね返り、その瞬間にエムバペは2メートル前に出ていました。とても罪悪感を抱いています。あの失点まで、僕たちはとても良いプレーをしていたので」と反省の弁を述べている(マドリードのスポーツ紙『MARCA』より)。
 
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