真の日本一を目指す――。
この言葉を胸に戦い続けた伝統校の明治大が総理大臣杯、関東大学リーグ1部に続き、10年ぶり3回目となる全日本大学選手権(インカレ)を制し、ついに三冠を成し遂げた。
創部98年を迎えた同大学にとって史上初の偉業であり、関東の大学勢としても初めてのこと。大学サッカー界に新たな歴史を刻み、就任5年目の栗田大輔監督をはじめ、選手やコーチングスタッフ、チーム関係者の誰もが喜びをかみ締めていた。
なぜ、これほどまでに明治大は強くいられたのか。栗田監督が強調したのは「日々の積み重ね」だった。
「今年2月3日のシーズンスタートからインカレの決勝である12月22日まで、日々の積み重ねのなかで、チームとしても個人としても成長した姿を見せようとずっと話してきました。タイトルにこだわるというより、まずはそこが一番の目標でしたね。その過程のなかで、成果が表れないと、チームの波が大きくなってしまうけれど、勝ち続けられたことで、さらにうまくなりたい、勝ちたいという選手たちの気持ちが自然に強くなっていったと感じます」
大学サッカー界随一といわれる練習量の多さはチームの誰もが自負するところだ。「うわさには聞いているけど、すごいとしかいいようがない」と、他校の選手たちも舌を巻く。
練習は朝6時からがセカンドチームで、そのあとの8時からがトップチームというのが通常のスケジュールだ。早朝からバチバチやり合うのが、いわば明治流でもある。
「昨日のクラブワールドカップのリバプール(イングランド)対フラメンゴ(ブラジル)を見ていても感じましたが、プレーのインテンシティが本当に高い。個の強さがあっての組織だと思うので、そういう部分をひたすら追求していくと、自然に練習も厳しくなっていきますね」(栗田監督)
卒業後のサガン鳥栖入りが内定している森下龍矢が「試合終了間際になっても僕らの運動量が低下しないのは、積み重ねてきた練習のおかげ」といえば、FC東京に進む中村帆高も「ヤバかったです(苦笑)。でも、これだけの結果を残すことができましたし、頑張ってきたかいがありました」と、やりきった感に浸っていた。
「練習は厳しかったか?」という選手たちへの問いかけは、まさに愚問なのだろう。
この言葉を胸に戦い続けた伝統校の明治大が総理大臣杯、関東大学リーグ1部に続き、10年ぶり3回目となる全日本大学選手権(インカレ)を制し、ついに三冠を成し遂げた。
創部98年を迎えた同大学にとって史上初の偉業であり、関東の大学勢としても初めてのこと。大学サッカー界に新たな歴史を刻み、就任5年目の栗田大輔監督をはじめ、選手やコーチングスタッフ、チーム関係者の誰もが喜びをかみ締めていた。
なぜ、これほどまでに明治大は強くいられたのか。栗田監督が強調したのは「日々の積み重ね」だった。
「今年2月3日のシーズンスタートからインカレの決勝である12月22日まで、日々の積み重ねのなかで、チームとしても個人としても成長した姿を見せようとずっと話してきました。タイトルにこだわるというより、まずはそこが一番の目標でしたね。その過程のなかで、成果が表れないと、チームの波が大きくなってしまうけれど、勝ち続けられたことで、さらにうまくなりたい、勝ちたいという選手たちの気持ちが自然に強くなっていったと感じます」
大学サッカー界随一といわれる練習量の多さはチームの誰もが自負するところだ。「うわさには聞いているけど、すごいとしかいいようがない」と、他校の選手たちも舌を巻く。
練習は朝6時からがセカンドチームで、そのあとの8時からがトップチームというのが通常のスケジュールだ。早朝からバチバチやり合うのが、いわば明治流でもある。
「昨日のクラブワールドカップのリバプール(イングランド)対フラメンゴ(ブラジル)を見ていても感じましたが、プレーのインテンシティが本当に高い。個の強さがあっての組織だと思うので、そういう部分をひたすら追求していくと、自然に練習も厳しくなっていきますね」(栗田監督)
卒業後のサガン鳥栖入りが内定している森下龍矢が「試合終了間際になっても僕らの運動量が低下しないのは、積み重ねてきた練習のおかげ」といえば、FC東京に進む中村帆高も「ヤバかったです(苦笑)。でも、これだけの結果を残すことができましたし、頑張ってきたかいがありました」と、やりきった感に浸っていた。
「練習は厳しかったか?」という選手たちへの問いかけは、まさに愚問なのだろう。