日本代表は3月21日に2026年ワールドカップ・アジア2次予選で北朝鮮代表を国立競技場で破った後、26日に平壌でのリターンマッチに臨む予定だったが、これが中止となったことで、すでにチームを解散し、各選手は所属クラブに復帰している。
国立では90分間をベンチで過ごした久保建英は結局、今月の代表ウィークをピッチに立つことなく終えることに。数少ない「サムライブルー」でのプレー機会をこのような形で失うことになったが、無傷でスペインに戻れたことに、所属するレアル・ソシエダは安堵しているようだ。
スペインのスポーツ専門メディア『ESTADIO DEPORTIVO』は、「北朝鮮はイマノル・アルグアシル監督を幸せにする」と題した記事で、「ソシエダは月曜日(25日)に練習を再開するが、その日から、世界中に散らばっている多くの代表選手のうちのひとりが復帰できるだろう。それは久保であり、週末にはサン・セバスティアンに戻り、練習再開日から、最悪でも火曜日には、アルグアシル監督の指揮の下に戻るはずだ」と伝えている。
久保が3月31日に行なわれるラ・リーガ第30節のアラベス戦(アウェーマッチ)に万全の状態で臨めそうであることは、ソシエダに大きな希望を与えるものであり、今回の一件は改めて彼のチームにおける重要性の高さを物語っていると言えよう。
それは、様々な「数字」からも明らかになっており、ドイツの移籍専門メディア『TransferMarkt』による最新のラ・リーガ所属選手の市場価格ランキングで、久保は6000万ユーロ(約98億円)で13位につけている。これはソシエダでは最高の額であり(ミケル・オジャルサバルとマルティン・スビメンディが5000万ユーロ=約82億円で続く)、さらに凄いのは、12位以上は全てバルセロナかレアル・マドリーの選手であるということだ。
また、今季における市場価格の上昇額のランキングでも、久保は2500万ユーロ(約41億円)から6000万ユーロと、実に3500万ユーロ(約57億円)の大幅な増加を記録してトップ10入り。これはジローナのサビオ、ベンフィカのジョアン・ネベスと並ぶものである。英国のサッカー専門メディア『Fottball365』はこの件に注目し、以下のようにこの日本人選手に言及している。
「昨季のラ・リーガで9得点7アシストを記録し、今季もすでにチームの10ゴールに絡んでいる久保は、レアル・マドリー、バルセロナ、アトレティコ・マドリーといった有力クラブ所属の選手以外で最も目立つFWだと言えよう。1月の報道では、マンチェスター・ユナイテッドが彼とのトレードでアントニーを提供しようとしているとのことだったが、それは通りで見つけた食べかけのサンドイッチを、美味しいローストディナーを食べている男性に提供したようなものだ」
同メディアはまた、久保と古巣マドリーの関係性にも触れ、「2022年夏に久保をたった650万ユーロ(約10億7000万円)で売却したマドリーは大失敗を犯したように見えるが、ソシエダが今後400万ユーロ(約6億6000万円)を超える額で久保を売却する場合、マドリーはその移籍金額の50%を手にすることになっており、かなりの金額を稼ぐことになると思われる。また噂されているように、この日本人アタッカーを比較的安価な金額で買い戻すこともできるだろう」と綴った。
久保の古巣復帰について、サッカー専門メディア『FICHAJES.COM』は、マドリーのクラブ専門メディア『Defensa Central』からの情報として、この「白い巨人」の前線の選手層が厚いことから(来季はエンドリッキが加入する上、キリアン・エムバペの獲得も確実視されている)、久保買い戻しの意向はないと報道。その上で、退団が噂されるモハメド・サラーの後継者を探すリバプールのターゲットに久保が挙がっていることで、「マドリーが船を降りた後でも、久保の運命は謎のままだ」と記事を締めている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】日本の至宝、久保建英プレー集! ラ・リーガ2023-2024
国立では90分間をベンチで過ごした久保建英は結局、今月の代表ウィークをピッチに立つことなく終えることに。数少ない「サムライブルー」でのプレー機会をこのような形で失うことになったが、無傷でスペインに戻れたことに、所属するレアル・ソシエダは安堵しているようだ。
スペインのスポーツ専門メディア『ESTADIO DEPORTIVO』は、「北朝鮮はイマノル・アルグアシル監督を幸せにする」と題した記事で、「ソシエダは月曜日(25日)に練習を再開するが、その日から、世界中に散らばっている多くの代表選手のうちのひとりが復帰できるだろう。それは久保であり、週末にはサン・セバスティアンに戻り、練習再開日から、最悪でも火曜日には、アルグアシル監督の指揮の下に戻るはずだ」と伝えている。
久保が3月31日に行なわれるラ・リーガ第30節のアラベス戦(アウェーマッチ)に万全の状態で臨めそうであることは、ソシエダに大きな希望を与えるものであり、今回の一件は改めて彼のチームにおける重要性の高さを物語っていると言えよう。
それは、様々な「数字」からも明らかになっており、ドイツの移籍専門メディア『TransferMarkt』による最新のラ・リーガ所属選手の市場価格ランキングで、久保は6000万ユーロ(約98億円)で13位につけている。これはソシエダでは最高の額であり(ミケル・オジャルサバルとマルティン・スビメンディが5000万ユーロ=約82億円で続く)、さらに凄いのは、12位以上は全てバルセロナかレアル・マドリーの選手であるということだ。
また、今季における市場価格の上昇額のランキングでも、久保は2500万ユーロ(約41億円)から6000万ユーロと、実に3500万ユーロ(約57億円)の大幅な増加を記録してトップ10入り。これはジローナのサビオ、ベンフィカのジョアン・ネベスと並ぶものである。英国のサッカー専門メディア『Fottball365』はこの件に注目し、以下のようにこの日本人選手に言及している。
「昨季のラ・リーガで9得点7アシストを記録し、今季もすでにチームの10ゴールに絡んでいる久保は、レアル・マドリー、バルセロナ、アトレティコ・マドリーといった有力クラブ所属の選手以外で最も目立つFWだと言えよう。1月の報道では、マンチェスター・ユナイテッドが彼とのトレードでアントニーを提供しようとしているとのことだったが、それは通りで見つけた食べかけのサンドイッチを、美味しいローストディナーを食べている男性に提供したようなものだ」
同メディアはまた、久保と古巣マドリーの関係性にも触れ、「2022年夏に久保をたった650万ユーロ(約10億7000万円)で売却したマドリーは大失敗を犯したように見えるが、ソシエダが今後400万ユーロ(約6億6000万円)を超える額で久保を売却する場合、マドリーはその移籍金額の50%を手にすることになっており、かなりの金額を稼ぐことになると思われる。また噂されているように、この日本人アタッカーを比較的安価な金額で買い戻すこともできるだろう」と綴った。
久保の古巣復帰について、サッカー専門メディア『FICHAJES.COM』は、マドリーのクラブ専門メディア『Defensa Central』からの情報として、この「白い巨人」の前線の選手層が厚いことから(来季はエンドリッキが加入する上、キリアン・エムバペの獲得も確実視されている)、久保買い戻しの意向はないと報道。その上で、退団が噂されるモハメド・サラーの後継者を探すリバプールのターゲットに久保が挙がっていることで、「マドリーが船を降りた後でも、久保の運命は謎のままだ」と記事を締めている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】日本の至宝、久保建英プレー集! ラ・リーガ2023-2024
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