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「数週間前の支配的な選手の姿は…」優勝争いから後退のリバプール、遠藤航に対してネガティブ評価が並ぶ「一転して悪い状態だ」

THE DIGEST編集部

2024.04.29

リバプールはプレミアリーグの優勝争いから大きく後退。遠藤への評価も低調だ。(C) Getty Images

 4月27日に行なわれたプレミアリーグ第35節で、リバプールは敵地でウェストハムと2-2で引き分け。この2試合で勝点1しか稼げず、優勝争いからはさらなる後退を余儀なくされることとなった。

【動画】マージ―サイドダービーマッチでの遠藤航のプレー集
 前半にCKから先制を許すも、後半開始すぐにアンディ・ロバートソンが狭いシュートコースを突いて同点とし、65分にはコディ・ガクポのダイレクトシュートが相手のオウンゴールを誘発して逆転したリバプール。しかし、77分にミハイル・アントニオのヘッド弾を許して追いつかれると、さらなる勝ち越しはならなかった。

 前節エバートン戦で後半途中出場となった遠藤航は、2試合ぶりにスタメン復帰を果たし、アンカーとして79分間プレーした後、チームがゴールを狙いに行く中でダルウィン・ヌニェスと交代。スタッツは、ボールタッチ86回、パス72本(成功63本)、ドリブル1回(成功)、空中戦5回(勝利3回)、タックル3回(成功2回)、クリア3回、インターセプト2回、ボールロスト2回、ミス1回、ファウル2回を記録している(データ専門サイト『WhoScored.com』より)。

 現地メディアの報道を見ると、日刊紙『Mirror』は「前節のスタメンから、ガクポ、ハーベイ・エリオット、ジャレル・クアンサー、遠藤航、そしてライアン・フラフェンベルフが入れ替わったが、効果はほとんどなかった。リバプールは前半、精彩を欠き、ボール支配率は76%だったものの、ボールをあまり動かせなかった」と、日本人選手にもわずかに言及した。

 10点満点の採点では、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は及第点の「6」(チーム3番目タイ)を与えたが、日刊紙『Daily Mail』はチーム最低タイの「5」止まり。後者は、寸評で「モハメド・クドゥスとの競り合いでシャツを引っ張ったことでイエローカードをもらう。リバプールがボールを支配していた時には中盤で試合をコントロールしようとしたが、追加点を奪うための力に欠け、ヌニェスと交代した」とネガティブに振り返っている。
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チーム単独最低点を付与したメディアも「数か月前の素晴らしい調子から一転して悪い状態」