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Jリーグ・国内

選手権のベスト4が決定!静岡学園が23年ぶりに4強入り。前回王者の青森山田も駒を進める

サッカーダイジェスト編集部

2020.01.05

阿部健人(3番)のゴールで先制した静岡学園。23年ぶりの準決勝進出した今大会ではいまだ無失点を続けている。写真:田中研治

阿部健人(3番)のゴールで先制した静岡学園。23年ぶりの準決勝進出した今大会ではいまだ無失点を続けている。写真:田中研治

 第98回全国高校サッカー選手権大会は1月5日に、駒沢陸上競技場と等々力陸上競技場の2会場で準々決勝の4試合が開催され、1月11日に埼玉スタジアム2002で行なわれる準決勝に進む4チームが決定した。

 等々力陸上競技場で行われた1試合目、前回王者の青森山田(青森)と昌平(埼玉)の一戦は、3-2で前者が勝利を収めた。

 前半10分に浦川流輝亜(3年)、19分に後藤健太(3年)、40+2分に武田英寿(3年)が得点を挙げ前半だけで3-0とした青森山田だったが、後半は昌平の反撃を受ける。49分に2年生キャプテン須藤直輝に1点を返されると、さらに交代出場の山内太陽(3年)に追加点を許すものの、前半のリードを守り切り準決勝へ駒を進めた。

 等々力の2試合目、帝京長岡(新潟)対仙台育英(宮城)の一戦は1-0で前者が勝利を収めた。試合早々のプレーで、来季京都への加入が内定しているキャプテンの谷内田哲平(3年)がゴールを決めて先制に成功する。この日先発起用された仙台育英の29番、斉藤涼優(2年)に決定な場面を作られるが、GKの猪越優惟(3年)が1対1を防ぐなど、仙台育英の反撃を凌ぎ、帝京長岡が1-0で勝利を収め、新潟県勢初の4強入りとなった。
 
 駒沢陸上競技場で1試合目に行われた矢板中央(栃木)と四日市中央工(三重)の対戦は、2-0で前者が勝利を収めた。

 前半12分に矢板中央の2年生FW多田圭佑が見事な飛び出しから先制点を挙げると、さらに20分、自らプレスをかけボールを奪うと、そのまま独走し追加点を見舞う。四日市中央工の反撃を受ける時間も多く、シュート数は両チーム同じ8本を記録するが、2点を守り切った矢板中央が逃げ切りに成功し、2年ぶり3度目のベスト4進出を決めた。

 駒沢陸上競技場で2試合目に行なわれた、徳島市立(徳島)対静岡学園(静岡)の一戦は4-0で後者が勝利を収めた。

 ここまで無失点で勝ち進んできた両チームだったが、明暗が分かれた。試合は前半16分にキャプテン阿部健人(3年)のゴールで、静岡学園が先制に成功。さらに22分、40分、後半30分と岩本悠輝(3年)がゴールを重ね、ハットトリックを達成。岩本は1回戦の井堀二昭(3年)に続きチーム二人目の1試合3得点。その後も徳島市立の攻撃を無失点に抑えた静岡学園が4-0で勝利を収め、96年度大会以来23年ぶりの4強入りをきめた。

 この結果、1月11日に埼玉スタジアムで行われる準決勝は、第一試合で青森山田対帝京長岡、第二試合で静岡学園対矢板中央の顔合わせとなった。

構成●サッカーダイジェスト編集部
 
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