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海外サッカー

コパ・アメリカはまさに“カオス”...決勝戦直後にサッカー連盟会長が逮捕、選手と観客の乱闘、サポーター大量逮捕と大混乱の大会に

THE DIGEST編集部

2024.07.17

地元警察に逮捕されたヘスルン会長。(C)Getty Images

地元警察に逮捕されたヘスルン会長。(C)Getty Images

 現地7月14日、米マイアミで行なわれたコパ・アメリカの決勝戦はアルゼンチン代表が勢いに乗るコロンビア代表を1-0で下して16度目の優勝を成し遂げた。一方でチケットを持たないサポーターら数千人がスタジアムのゲートを破り、入場を試みる大騒動があったほか、コロンビアサッカー連盟(FCF)の会長が試合後に逮捕されるなど、混乱を極めた。

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 今大会は選手らがピッチの人工芝の状態に不満を漏らしたほか、現地10日のウルグアイ対コロンビアの準決勝では試合後に両チーム選手、サポーターが衝突する騒動が起こるなど、混乱が続いていた。

 英国の公共放送局『BBC』によると、決勝戦でもチケットを持たないサポーターら数千人が押し寄せたことで違法に入場したことで試合開始が1時間以上遅延、チケットを持っている人が入場できないなどの問題が発生した。また、この騒動で27人が逮捕され、55人が退場させられたという。

 そして、試合後も混乱は続き、米メディア『New York Post』は、FCFのラモン・ヘスルン会長が43歳の息子と表彰式に向かうためにピッチへ向かっていたところ、警備を担当していた地元警察に息子が制止され激怒。警官と喧嘩になり、親子で3人に暴行を加えた罪で逮捕され、刑務所に収監された。その後保釈金が払われ、保釈裁判に出廷を命じられたという。

 大混乱の中で幕を閉じたコパ・アメリカ。『BBC』によると、同大会を運営した南米サッカー連盟(CONMEBOL)は次回2026年までに安全で適切にファンを迎え入れるため、「実施したプロセスを全て見直す」と話しているという。

構成●THE DIGEST編集部

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