現地７月30日、パリ五輪男子サッカーのグループステージ（GS）第３戦が行なわれ、U-23日本代表がU-23イスラエル代表と対戦。90＋１分に途中出場の細谷真大がゴールを決めて、日本が１ー０で勝利した。

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　２戦２勝ですでに決勝トーナメント進出を決めている日本は、GS２戦目のマリ戦から６人を入れ替え。DF内野貴史、DF鈴木海音、DF木村誠二、MF川崎颯太、MF佐藤恵允、FW藤尾翔太をスタメンで起用した。

　序盤は、日本がイスラエルの強度の高いプレスとカウンターに苦しんだ。７分、日本は中盤から一本のスルーパスでDFラインの背後をとられてシュートに持ち込まれたが、守護神の小久保玲央ブライアンがストップ。ゴール前の混戦からシュートを打たれた10分のピンチも小久保が止めてみせた。

　イスラエルの攻撃をしのいだ日本は、20分過ぎから主導権を握りはじめ、サイド攻撃を繰り返す。30分にはCKから木村が頭に当てたが枠を捉えることはできず、31分のCKもゴールに結びつかなかった。

　日本はハーフタイムに山本理仁を下げてFW植中朝日を、61分にはMF山田楓喜に変えてMF三戸舜介を投入。前半と同様にサイドから攻撃を仕掛ける。65分には左サイドでボールを受けた三戸がカットインして右足でシュート。GKに触られてCKとなった。
  　イスラエルが仕掛けるカウンターから、何度もシュートを打たれる場面が続いたが、小久保が再三の好セーブを披露。自陣でのパスミスから生まれた80分と81分のピンチも、守護神がゴール前に立ちはだかった。

　待望のゴールが生まれたのは、90＋１分だった。85分、87分のチャンスでゴールを奪えなかった途中出場の細谷が、貴重な先制点をもたらした。中盤でボールを持った途中出場の藤田譲瑠チマが、右サイドを駆け上がる佐藤にスルーパス。狙いすました佐藤のワンタッチクロスを、細谷がダイレクトでゴール右隅に突き刺した。

　エースに今大会初ゴールが生まれ、日本が１ー０でイスラエルに勝利。３戦全勝としてグループ１位で決勝トーナメント進出を決めた。現地８月２日に行なわれる準々決勝の相手は、グループＣ２位のスペイン。東京五輪の準決勝で戦い、延長戦の末０ー１で敗れた相手だ。

　日本の勝利を見守ったファンは、「１位通過おめでとう」「細谷がやってくれた」「危ないとこもあったけど、全勝は好評価」「このチームは強い！」「次はスペインか」「OAなしで３連勝、無失点」「素晴らしすぎる」「スペイン相手でも勝てるやろ」「東京五輪のリベンジへ、舞台は整った」などと３連勝を評価しながら、次のスペイン戦に向けて気合を入れた。

構成●THE DIGEST編集部

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