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「審判とVARが一番の問題」日本のゴール”取り消し”に海外記者が痛烈批判「素晴らしい得点が無効に…意図的に操作してるのか?」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.08.03

背番号11の細谷が同点ゴールを奪ったかに思えたが、VARが介入してゴールが取り消された。(C)Getty Images

 理解し難い"取り消し"が起きた。

 現地8月2日、パリ五輪の男子サッカーは準々決勝が行なわれ、U-23日本代表は優勝候補の呼び声が高いスペイン代表と対戦した。1点ビハインドの前半40分に同点に追いついたかと思われたが、VARによってゴールが取り消される不可解な判定に泣き、後半に2点を失ったチームは結局0-3で敗北。ベスト8で終戦した。

 日本は予選リーグ3連勝で堂々グループ首位突破を決め、強豪スペインと相まみえた。チームは11分、スペインのMFフェルミン・ロペスに豪快な左足ミドル弾で先制点を許す。しかし、40分にMF藤田譲瑠チマからのパスを受けたFW細谷真大が相手を背にしながら鋭く反転してシュート。スペインのゴールネットを見事に揺らした。試合を振り出しに戻した若きサムライブルーは一気に活気付いた…と思われたが、直後にVARが介入。なんとオフサイドと判定され、貴重な同点ゴールが「取り消し」になった。まさかの展開にスタジアムは騒然とし、大ブーイングも起きた。無論、細谷をはじめ大岩剛監督らは納得がいかない表情だった。

 1点ビハインドで前半を折り返した日本は幾度もスペインゴールに襲いかかったが、得点は生まれず。逆に73分に痛すぎる2点目を決められると、終了間際にはダメ押しの3点目を献上。タイムアップの笛が吹かれると、最後尾からゴールマウスを守り続けたGK小久保玲央ブライアンはピッチに突っ伏し号泣。しばらく動けず、味方やスペインの選手に労らわれるも、悔しさで涙は止まらなかった。
 
 2大会連続となる4強入りを逃した日本。試合の行方を左右する、あまりに紙一重すぎる判定には、海外記者から同情の声が寄せられている。

 例えば、海外サッカーに精通している専門メディア『Football Legends』のジャーナリストであるゲイリー・コウ氏は自身のX(旧ツイッター)を更新。冒頭から、「審判とVARが一番の問題だった」と一刀両断。「日本の正当な同点ゴールを無効にすることで、強豪スペインが金メダルを獲得できるように意図的に操作しているのだろうか?」と運営を痛烈に批判し、不可解なジャッジが見受けられた主審とVARの意義に疑問を呈した。

 他にも、アフリカネイションズチャンピオンシップ (CHAN) やFIFAワールドカップなど、多くの国際大会を現地取材しているカルビン・エメカ・オンウカ氏は「私はVARが嫌いだ。本当に」と吐き捨て、「レフェリーたちは日本の素晴らしいゴールを認めなかった。この見事なゴールを彼らは無効にしてしまったのだ」と、細谷がマークしたはずだった値千金ゴールが幻になったことを嘆いた。

 日本にとって、あまりに痛恨だったVARジャッジ。しばらく物議を醸しそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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