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なでしこ&米国代表、チェルシー女子チームを介した3人の“絆”に現地サポ感涙「彼女たちの友情は永遠に残るでしょう」「青い心がここにある」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.08.04

後半のスタートから投入され、前線を駆け回った日本代表の浜野。(C)Getty Images

後半のスタートから投入され、前線を駆け回った日本代表の浜野。(C)Getty Images

 現地8月3日、パリ五輪女子サッカーの準々決勝が行なわれ、なでしこジャパンと米国代表が対戦。スコアレスで延長までもつれ込んだ激闘を制したのは、米国代表だった。延長前半アディショナルタイムの105+2分に、FWトリニティ・ロッドマンがDFラインからのロングボールを右サイドで収めると、内側に切り返して左足で強烈ミドル。鋭い弾道が日本ゴールに突き刺さった。

【画像】チェルシー女子チームのファンが反応した、米国代表の投稿をチェック!

 ポゼッション率は日本の26パーセントに対して米国が66パーセント(中立が8パーセント)。日本は5ー4ー1で守備ブロックを作って、ボールを奪ったら少ない手数で前進した。シュート数は日本が12で米国は15。日本は無得点だったとはいえ、カウンターから何度も米国ゴールに迫る場面を作りだした。

 互いに死力を尽くして戦い、1つのスーパーゴールで決着した試合後、米国代表公式SNSがスポーツマンシップに溢れる2枚の写真を投稿した。1枚目は試合終了後、ピッチに座り込む浜野まいかに米国の左SBクリスタル・ダンが手を差し伸べるもの。ロッドマンの決勝ゴールのきっかけは、ダンからの高精度ロングフィードだった。
 
 2枚目は涙が止まらない浜野を、米国代表のエマ・ヘイズ監督が抱きかかえるものだ。このスポーツマンシップに溢れる2枚の投稿に機敏に反応したのが、イングランドのチェルシー女子チームのファンだった。

 というのも、浜野は現在チェルシー女子に所属し、ダンは2017ー18シーズンにチェルシー女子でプレー。ヘイズ監督は12ー13シーズンから23ー24シーズンまで12年間チェルシー女子を率い、リーグ優勝7回、FAカップ優勝5回、リーグカップ優勝2回と数々のタイトルを獲得。就任前までリーグ下位に沈んでいたチームを強豪にまで仕立て上げた指揮官だ。23ー24シーズンには浜野とともにリーグ制覇を成し遂げている。

 登場人物の共通点に気が付いたチェルシー女子のファンは、「チェルシーの青い心がここにある」「全員がチェルシー関係者じゃないか」「マイカ、次はあなたの番が来るわよ」「マイカが大好き」「チェルシーの面々がここに」「エマには思いやりの人柄がある。マイカをチェルシーに迎えたのは彼女だった。2人の友情は永遠に残るだろう」などと心を震わせていた。

構成●THE DIGEST編集部

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