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なでしこ撃破の立役者ロッドマン「ただ、“ああああああ!”って感じ」と決勝弾を振り返り、指揮官は「日本を倒すのは難しい? えぇ、100万パーセントね」と驚嘆【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.08.04

延長前半アディショナルタイムの105+2分、右サイドでボールを受けたロッドマンが切り返して左足を一閃。鋭い弾道のシュートが日本ゴールに突き刺さった。(C)Getty Images

延長前半アディショナルタイムの105+2分、右サイドでボールを受けたロッドマンが切り返して左足を一閃。鋭い弾道のシュートが日本ゴールに突き刺さった。(C)Getty Images

 現地8月3日、パリ五輪の準々決勝が行なわれ、なでしこジャパンが米国代表と対戦。日本はスコアレスで突入した延長の前半アディショナルタイムにゴールを許し、0ー1で敗れた。東京五輪に続いてベスト8で敗退し、メダル獲得の夢が潰えてしまった。

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 日本は5ー4ー1で守備ブロックを組んで米国の攻撃を封じ込め、ボールを奪ったらカウンターを仕掛ける戦術を徹底。ボールをもたせながらも、落ち着いてゲームをコントロールしていた。

 両チームともゴールを奪えずにスコアレスで延長戦に突入。そして延長前半アディショナルタイムの105+2分、米国がスコアを動かした。DFラインからのロングボールを右サイドで収めたFWトリニティ・ロッドマンがDF北川ひかるをかわすと、利き足ではない左足で鮮烈なゴールを決めたのだ。
 
 米メディア『Yahoo Sports』によると、NBAのシカゴ・ブルズなどで活躍したデニス・ロッドマンの愛娘で、殊勲の決勝弾を決めたロッドマンは試合後、あまりの疲労で「ちょっと意識が朦朧としていた」とゴールシーンを振り返った。さらに「ロングボールが届いたのは覚えている。正直、この試合でゴールを決めるには、あれが唯一の方法だったと思う」と語り、ゴールを決めた時の気持ちを「ただ、“ああああああ!”って感じだったわ」と笑いながら説明した。

 また、イングランドのチェルシー女子の監督を12シーズン務め、リーグ優勝7回、FAカップ優勝5回、リーグカップ優勝2回と数々のタイトルを手にし、今年5月から米国代表を率いる名将ヘイズ監督が、なでしこジャパンの健闘を称えた。

「彼女たちは並外れている。ブロックの組み方や攻撃は組織化されているし、何よりも手を抜かずによく動く」と称賛。「日本を倒すのがこれほど難しいと予想していた?」と問われると、「えぇ、100万パーセントね」と返した。

構成●THE DIGEST編集部

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