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日本代表

「キョウゴは別格」セルティックOBが古橋亨梧の定位置争いでの優位性にお墨付き! 旗手怜央には「攻撃に新たな次元を加えた」と現地紙

THE DIGEST編集部

2024.09.27

古橋にOBからの賛辞が寄せられている。(C) Getty Images

古橋にOBからの賛辞が寄せられている。(C) Getty Images

 スコットランドの常勝軍団セルティックは、今季もその強さを発揮し続けており、ここまで国内の公式戦7試合で全勝を維持し、チャンピオンズリーグ(CL)でも大勝スタートを切るなど、好調さが目立っている。

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 その中で、過去3シーズンにわたり不動のストライカーとして君臨してきた古橋亨梧は、今季ここまでで、プレミアシップ(国内リーグ)では4節レンジャーズ戦とCLスロバン・ブラチスラバ戦での計2得点止まり。これは、MF旗手怜央と同数であり、ウイングの前田大然(4点)を下回る数字だ。

 監督がアンジェ・ポステコグルーからブレンダン・ロジャーズに代わった昨季は、プレースタイルの変化に適応するのに時間がかかり、得点は前年よりほぼ半減してしまった背番号8。今季もスロースタートとなったことで、一部では彼と同じポジションを担うアダム・イダを重用すべきとの意見も多く出ている。

 ノリッジからのレンタルだった昨季は9ゴールを挙げ、完全移籍を果たした今季はここまで3得点のアイルランド代表FWは、ポジション争いのライバルである古橋に対して「キョウゴは尊敬すべき良い選手で、僕の模範であり、ピッチ上での彼からは多くのことが学べる。彼とは、友好的な競争を展開している」と敬意を示しているが、ブレンダン・ロジャーズ監督は「キョウゴとアダムは、いずれもナンバーワンの背番号9」だとして、同等の立場にあると強調する(セルティック専門サイト『67HailHail』より)。

 しかし、2001~06年にセルティックで88ゴールを挙げた実績を持ち元ウェールズ代表FWで。現在はコメンテーターを務めるジョン・ハートソンは、23歳のイダが高い潜在能力を持っており、重要な試合が多く控えている今後は重要な存在になると認める一方で、「個人的な考えでは、キョウゴは別格だと思う」と語り、29歳の日本人選手こそが攻撃の主役であるべきだとの考えを示した(セルティックの地元グラスゴーの総合サイト『Glasgow World』より)。

 クラブOBから、現時点では主力としてのお墨付きを得た古橋だが、イダは前述のような友好的なコメントだけでなく、「毎試合ベンチに座って、キョウゴが全ての称賛を受けるのを見続けているわけにはいかない」とポジション奪取に意欲を示しているだけに、今後は厳しいチーム内対決にも勝ち続ける必要がある。
 
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