現地時間１月19日に行なわれたプレミアリーグ第22節、ブライトンはマンチェスター・ユナイテッドを３-１で下し、同カードで２連勝（アウェーマッチでは３連勝）を飾っている。

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　８戦未勝利からの公式戦２連勝と昇り調子の「シーガルズ」は、17日に亡くなったマンUのレジェンドである元スコットランド代表FWのデニス・ロー氏に黙祷を捧げた後、敵地オールド・トラフォードの主を攻略。開始５分、縦パス１本で抜け出した三笘薫からのパスを並走するヤンクバ・ミンテが難なく決めて先制ゴールを奪うと、60分に今度は役割を入れ替えて、ミンテのクロスをファーポストの三笘が懸命に足を伸ばして合わせ加点する。そして76分には、相手GKのミスを見逃さずにジョルジニオ・リュテールが決めてダメを押した。

　２戦連続の今季５得点目と、７節トッテナム戦以来となる３つ目（公式戦では５つ目）のアシストを記録した三笘。ファン投票による「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」に前節イプスウィッチ戦に続いて選定された彼に、クラブはSNSで「何という選手だ！」と賛辞を贈り、プレミアリーグでの通算得点が15に到達し、岡崎慎司を抜いて日本人最多記録を更新したことを紹介した他、ミンテとの連係についても「凄かった」と投稿している。

　クラブはまた、公式サイトで三笘のアシストを「ゴールに向かって疾走し、利己的にならず、ノーマークのミンテにボールを送った」と伝え、「ミンテと三笘のスピードは、この試合の間、ずっと相手チームにとって脅威であり続けた」と、両ウインガーの秀逸の働きぶりを称賛した。

　現地メディアからも高評価を下されており、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は10点満点の採点で最高タイとなる「８」を三笘に与え（最優秀選手は同採点のミンテ）、英国公共放送『BBC』は「三笘が猛スピードで駆け抜け、ミンテに絶好のフィニッシュを提供」「ファーポストへのチップクロスを、三笘がヌサイル・マズラウィとの競り合いに勝ち、ボールを押し込んだ」と２つの得点場面をレポート。視聴者による採点で「8.22」で最高点となった三笘は、ここでも「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」に輝いている。
  　日刊紙『THE Sun』は、ブライトンの２点目に対して「三笘がプレッシャーを受けながらも、勇敢にシュートを決めた」、１点目には「まだ序盤にもかかわらず、自らシュートを撃つことを選ばず、ラストパスを送る冷静さを示した」と、日本人選手のプレーをポジティブに評した。

『Daily Mail』紙は、「シンプルなロングボールを受けた三笘は、見事なファーストタッチでクロスを上げられるポジションに持ち込み、ミンテに簡単に決められるパスを送った」と先制アシストのプレーを振り返り、試合を通して「右サイドでマズラウィを圧倒した」とも記述。そして採点では、両チームで単独最高の「8.5」を付与している。

　同採点としたスポーツ専門サイト『GIVEMESPORT』は、「テクニックに優れた日本人ウインガーは素晴らしいパフォーマンスを見せ、１ゴール１アシストを記録。アマド・ディアッロとマズラウィの両選手と良い競り合いを繰り広げ、彼らに多くの問題を引き起こした」と寸評を綴った。

　そしてブライトンの地元総合サイト『Sussex World』は、「マンUのDFたちに終わりなき問題を引き起こした電光石火のウインガーにとっては、これも日常の仕事の一環だった」という表現で、三笘が発揮したパフォーマンスを絶賛し、こちらも「８」の高採点を与えている。

構成●THE DIGEST編集部

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