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海外サッカー

「疑いようのない勝者」は世界最高のウィンガーを獲得したフランス王者! 専門チャンネルが「冬の移籍市場」における「勝者と敗者」を選定!

THE DIGEST編集部

2025.02.05

この冬、ナポリからパリSGに移籍したクバラツヘリア。(C)Getty Images

この冬、ナポリからパリSGに移籍したクバラツヘリア。(C)Getty Images

 欧州主要リーグの冬の移籍市場は2月3日に終了。多くのクラブがシーズン終盤を迎える前に、新たな戦力の補充を行なった。


 希望通りの選手を獲得できたクラブ、弱点とされる部分のカバーができずに終わったクラブ、あるいは出番に恵まれない中で環境を変えて反撃のチャンスを掴んだ選手、逆に最後まで交渉が成立せず、シーズン終了まで我慢を強いられることになった選手など、各リーグでクラブや選手たちが明暗を分けることとなった。

 これを受け、スポーツ専門チャンネル『ESPN』は、今冬の移籍市場における「勝者と敗者」を選定。まず、より効果的な補強を行なったクラブ、注目されていた去就が良い形で決定した「勝者」には、最初にパリ・サンジェルマンを挙げている。

 このフランスの王者について同メディアは、「この移籍市場で誰が勝ったかは疑いようがない。パリSGが世界最高のウィンガーのひとりであるフビチャ・クバラツヘリアをわずか6000万ユーロ(約97億円)で獲得したのだ。このジョージア代表の移籍金は、ほんの数か月前はその2倍と見積もられており、パリSGはまさに大成功を成し遂げた」と綴った。
 
 それだけでなく、シャビ・シモンズをRBライプツィヒに売却して4600万ユーロ(約74億円)という巨額の利益を上げた他、シェール・エンドゥールをフィオレンティーナへ、さらに不調だったランダル・コロ・ムアニも今季終了までユベントスにレンタル移籍させるなど、余剰戦力の居場所を見つけたことも評価している。

 また今冬に最も活発に動いたクラブのひとつであるアストン・ビラも、的確な補強と「PSR(収益性と持続性に関する規則)」に関する問題を解決したということで、勝者の一員に。その去就が注目され、多くのクラブから引き合いがあったマーカス・ラッシュフォードをマンチェスター・ユナイテッドからレンタルで獲得した他、前線のオプションを増やす存在となることが期待されるドニエル・マレンをドルトムントから、さらにパリSGからマルコ・アセンシオと、「ローリスク・ハイリターンの補強」と評された。

 守備面でも、「800万ユーロ(約13億円)でレバンテから獲得したアンドレス・ガルシアよりも、より経験豊富な右SBを狙っていた可能性もあるが、チェルシーのCBアクセル・ディサシをレンタルで獲得できたことで、補強は成功したと言えるだろう」。

 一方で、ジョン・デュランをサウジアラビアのアル・ナスルへ7700万ユーロ(約124億円)で売却できたことは、「今後数年間のクラブ財政を大きく助けるだろう」。その他、ジェイデン・フィロジェーヌ(→イプスウィッチ)、ディエゴ・カルロス(→フェネルバフチェ)を完全移籍、エミリアーノ・ブエンディア(→レバークーゼン)、コスタ・ネデリコビッチ(→ライプツィヒ)、サミュエル・イリング=ジュニオール(ミドルスブラ)をレンタルで、それぞれ放出したのも、人員整理として効果的だったようだ。
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