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海外サッカー

「多くの距離を走るも、ボールタッチわずか7回…」 古橋亨梧のレンヌ・デビュー戦を現地メディアは厳しく報道! 古巣の地元紙は「不名誉な記録」に言及

THE DIGEST編集部

2025.02.04

結果は残せなかったが、チームの勝利を喜ぶ古橋。(C)Getty Images

結果は残せなかったが、チームの勝利を喜ぶ古橋。(C)Getty Images

 セルティックからリーグアンのレンヌに加入した古橋亨梧が、現地時間2月2日に行なわれたリーグアン第20節のストラスブール戦で、新天地デビューを飾った。


 先月27日に加入が発表された後、この日本代表FWの獲得を望んだとされるホルヘ・サンパオリからハビブ・ベイェに監督が交代するなど、慌ただしくチームが変化する中で迎えた本拠地ロアゾン・パルクでの初戦、古橋は前線の一角で66分間ピッチに立ち続けている。

 初練習から1週間あまりという状況で迎えた初の実戦ながら、積極的にボールを呼び込んでチームに貢献しようとした背番号7だが、ボールタッチはわずか7回に止まり、シュート1回(枠外)、パス4回(成功2回)、ボール奪取1回、地上デュエル1回(敗北)、空中デュエル2回(敗北)、ファウル1回というスタッツを記録した(データ専門サイト『FOTMOB』より)。
 

 自身も初采配の一戦となった元セネガル代表DFのベイェ監督は、古橋について「攻撃でシュートのチャンスがあったが、相手の攻撃を遮断するためにどれだけ努力したかも見る必要がある。彼は守備の面で非常に良くやったので、その部分を評価すべきだ。彼にとっては、新しい文化、新しいサッカーだ。私は彼が幸せそうで、笑顔を見せているのが印象的だ。彼が練習場に来ると、周りを明るくしている。そのエネルギーが周りに良い影響を与え、さらに意欲を引き出してくれる」と、賛辞を贈っている。

 両チームスコアレスで迎えた89分にリュドビク・ブラスがCKからこぼれ球をゴール左隅に流し込んで劇的な決勝ゴールを挙げたことで、降格圏内からの脱出を狙うチームは貴重な勝点3を奪取(15位浮上)するとともに、古橋は白星デビューを飾ることに成功したが、現地メディアからの評価は総じて厳しいものとなった。

 日刊紙『ouest france』は、レンヌのプレッシングが相手を苦しめたことを伝える中で、「ストラスブールのビルドアップの場面で、古橋がGKジョルジェ・ペトロビッチにプレッシャーをかけたことで、セルビア人守護神は慌ててクリアすることを強いられた」と、この新加入選手の貢献を強調したが、一方で攻撃については「(オフサイドで無効となったプレーについては)クロスに対してニアポストで右足のダイレクトシュートを放つも枠を外れ、その後、再び遠めから放ったシュートもゴールを捉えられなかった」と報じている。
 
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