セルティックは現地時間2月5日に行なわれたスコットランド・プレミアシップ第24節でダンディーFCに6-0の大勝。下位チーム相手のホームゲームで、前田大然は前節マザーウェル戦に続いてゴールを決めるなど、今回も大きな貢献を果たしている。
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アルネ・エンゲルスのPK、アダム・イダーのこぼれ球に反応してのゴールで2点をリードして迎えた55分、ジョタのクロスにファーポストへ走り込んで頭で合わせた前田は、さらにその4分後にはエンゲルスのスルーパスを受け、ダイレクトのロビングのシュートで相手GKの頭上を抜いて2点目を挙げた。
その後もエンゲルス、ニコラス・キューンのファインゴールで大量点を挙げたセルティックにおいて、背番号38は絶大な存在感を示し、90分間のプレーでボールタッチ49回、シュート2本、パス36回(成功34回)、ドリブル1回(成功)、チャンスメイク3回、タックル3回(成功1回)、ボール奪取3回、地上デュエル7回(勝利4回)というスタッツを記録している(データ専門サイト『FOTMOB』より)。
クラブ主催のファン投票による「マン・オブ・ザ・マッチ」で54%もの得票率を記録して受賞を果たした彼は、『Celtic TV』のインタビューで「ゴールを決めて勝てて嬉しいです。次の試合も全力で頑張ります」とコメント。ちなみに日刊紙『Daily Record』は、普段から寡黙な殊勲者のあまりにシンプルな回答に、隣にいたジョタが「笑いをこらえられなかった」と綴り、その微笑ましい光景を伝えた。
前節に復帰戦のゴールを前田のアシストで決めたジョタは、見事なクロスでその返しを果たしたことについて、「今日は彼に同じことをしてあげたかった。ダイゼンは今季、素晴らしい活躍をしているし、その努力に敬意を表したい。過去にこのクラブでプレーしていたからこそ、チームメイトの動きが分かるし、彼や他の仲間たちがどう動くのかも理解している」と明かしている。
一方、ブレンダン・ロジャース監督は、「ダイゼンの2点目の場面、我々は自陣で相手のプレッシャーを受けていた。しかし、落ち着いてパスを繋ぎ、ゲームを組み立て、逆サイドへとボールを展開することができた」と得点までの流れに満足感を示したうえで、「アルネのパスは見事だったし、ダイゼンのフィニッシュは本当に素晴らしかった。あれは完璧なゴールだった。そして、彼の1点目も同様だ。ファーサイドへの見事なランと、ジョタの素晴らしいクロスから生まれたものだった」と賛辞を贈った。
クラブも公式サイトで「セルティックパークを熱狂させた、この夜のベストゴール」「間違いなく今季の忘れられないゴールのひとつになる」と前田の2点目を絶賛し、こちらもそこまでのチームの努力を称え、「セルティックの芸術作品と言える(組織)プレー」と表現している。
現地メディアもこの日本代表アタッカーに高評価を与え、日刊紙『The Guardian』は彼の2点目を「ボックスの端から放った完璧なロブがGKトレバー・カーソンを破った」と伝え英国公共放送『BBC』は、「(これまで担った左サイドにジョタが入ったことで)右サイドでプレーした前田だが、背後に走り込むスピードで常に相手に脅威を与え、2ゴールに相応しい活躍を見せた」と、試合を通してのプレーが効果的だったことを強調した。
また同メディアは、古橋亨梧のレンヌ移籍によってセルティックの得点力の低下が懸念されていることに言及する中で、「前田の活躍で、依然として彼らが破壊的な力を持っていることを証明した。試合を通して相手を悩ませた27歳は3つのチャンスを創出し(両チーム最多)、敵陣ペナルティーエリア内でのタッチ数も他の選手より多かった。そして彼の2点目は、彼の現在の自信の高さが反映されたものだ。(中略)今後、プレー時間が長くなるにつれ、前田のプレーはさらに良くなるだろう」とも綴っている。
そして『THE SCOTTISH Sun』紙は「前田は試合を通して絶えず走り続け、年間最優秀選手の有力候補へと急速に成長している」と報じ、『Daily Record』紙は「もう古橋の後継者探しは終わりだ。高額な新戦力なんて必要なのか? いや、少なくとも国内ではセルティックにとって不要だろう。その力が疑問視されたイダーは活発な動きを見せて不安を払拭し、前田も見事な2ゴールにより、ストライカーとしての存在感を強くアピールした」と、今季公式戦通算18得点目に到達した選手への信頼を示した。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】セルティック、ホームで6発快勝! 前田は2ゴール奪取で勝利に大貢献!
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アルネ・エンゲルスのPK、アダム・イダーのこぼれ球に反応してのゴールで2点をリードして迎えた55分、ジョタのクロスにファーポストへ走り込んで頭で合わせた前田は、さらにその4分後にはエンゲルスのスルーパスを受け、ダイレクトのロビングのシュートで相手GKの頭上を抜いて2点目を挙げた。
その後もエンゲルス、ニコラス・キューンのファインゴールで大量点を挙げたセルティックにおいて、背番号38は絶大な存在感を示し、90分間のプレーでボールタッチ49回、シュート2本、パス36回(成功34回)、ドリブル1回(成功)、チャンスメイク3回、タックル3回(成功1回)、ボール奪取3回、地上デュエル7回(勝利4回)というスタッツを記録している(データ専門サイト『FOTMOB』より)。
クラブ主催のファン投票による「マン・オブ・ザ・マッチ」で54%もの得票率を記録して受賞を果たした彼は、『Celtic TV』のインタビューで「ゴールを決めて勝てて嬉しいです。次の試合も全力で頑張ります」とコメント。ちなみに日刊紙『Daily Record』は、普段から寡黙な殊勲者のあまりにシンプルな回答に、隣にいたジョタが「笑いをこらえられなかった」と綴り、その微笑ましい光景を伝えた。
前節に復帰戦のゴールを前田のアシストで決めたジョタは、見事なクロスでその返しを果たしたことについて、「今日は彼に同じことをしてあげたかった。ダイゼンは今季、素晴らしい活躍をしているし、その努力に敬意を表したい。過去にこのクラブでプレーしていたからこそ、チームメイトの動きが分かるし、彼や他の仲間たちがどう動くのかも理解している」と明かしている。
一方、ブレンダン・ロジャース監督は、「ダイゼンの2点目の場面、我々は自陣で相手のプレッシャーを受けていた。しかし、落ち着いてパスを繋ぎ、ゲームを組み立て、逆サイドへとボールを展開することができた」と得点までの流れに満足感を示したうえで、「アルネのパスは見事だったし、ダイゼンのフィニッシュは本当に素晴らしかった。あれは完璧なゴールだった。そして、彼の1点目も同様だ。ファーサイドへの見事なランと、ジョタの素晴らしいクロスから生まれたものだった」と賛辞を贈った。
クラブも公式サイトで「セルティックパークを熱狂させた、この夜のベストゴール」「間違いなく今季の忘れられないゴールのひとつになる」と前田の2点目を絶賛し、こちらもそこまでのチームの努力を称え、「セルティックの芸術作品と言える(組織)プレー」と表現している。
現地メディアもこの日本代表アタッカーに高評価を与え、日刊紙『The Guardian』は彼の2点目を「ボックスの端から放った完璧なロブがGKトレバー・カーソンを破った」と伝え英国公共放送『BBC』は、「(これまで担った左サイドにジョタが入ったことで)右サイドでプレーした前田だが、背後に走り込むスピードで常に相手に脅威を与え、2ゴールに相応しい活躍を見せた」と、試合を通してのプレーが効果的だったことを強調した。
また同メディアは、古橋亨梧のレンヌ移籍によってセルティックの得点力の低下が懸念されていることに言及する中で、「前田の活躍で、依然として彼らが破壊的な力を持っていることを証明した。試合を通して相手を悩ませた27歳は3つのチャンスを創出し(両チーム最多)、敵陣ペナルティーエリア内でのタッチ数も他の選手より多かった。そして彼の2点目は、彼の現在の自信の高さが反映されたものだ。(中略)今後、プレー時間が長くなるにつれ、前田のプレーはさらに良くなるだろう」とも綴っている。
そして『THE SCOTTISH Sun』紙は「前田は試合を通して絶えず走り続け、年間最優秀選手の有力候補へと急速に成長している」と報じ、『Daily Record』紙は「もう古橋の後継者探しは終わりだ。高額な新戦力なんて必要なのか? いや、少なくとも国内ではセルティックにとって不要だろう。その力が疑問視されたイダーは活発な動きを見せて不安を払拭し、前田も見事な2ゴールにより、ストライカーとしての存在感を強くアピールした」と、今季公式戦通算18得点目に到達した選手への信頼を示した。
構成●THE DIGEST編集部
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