現地時間4月9日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝の第1戦で、バルセロナはドルトムントを4-0の大差で下し、ベスト4入りに大きく前進した。
【動画】「さらっとやってのけた」ヤマルが4点目! バルサがドルトムントに快勝
本拠地モンジュイックでの一戦、25分にセットプレーからラフィーニャが押し込んで先制したバルサは、48分にはラフィーニャの折り返しをロベルト・レバンドフスキが頭で詰めて加点。ポーランド人ストライカーが66分にもフェルミン・ロペスの横パスをダイレクトで叩いて3点目を挙げると、77分に速攻からラフィーニャのラストパスをフリーで受けたラミン・ヤマルがダメを押した。
UEFA(欧州サッカー連盟)のテクニカル・オブザーバー・グループは「このストライカーは2ゴールを挙げ、自ら起点にもなった他、常にハードワークし、的確なプレッシングを見せていた」として、レバンドフスキを「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」に選手。古巣相手にも容赦なく得点力を発揮した背番号9は、CL通算105ゴール(131試合での達成は歴代2位の早さ)、そしてバルサ加入後の得点が99に到達したことを喜んでいる。
一方、バルサの地元バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、「最も輝いた選手」として86分間、前線で躍動し続けたラミン・ヤマルの名を挙げ、そのプレーを「とんでもないパフォーマンス」と絶賛。「CLのアンセムが流れるだけで、世界を席巻しようとしている17歳の若者の爆発力は何倍にも跳ね上がる。彼は勢いよく、ミュンヘン(決勝開催地)へと向かっている」と綴った。
同メディアは「CLの大一番でバルサの攻撃の起点を担うということは、彼が最高の舞台で主役を務められる存在であることを改めて示す力強い証明となった。実際、彼は全てのゴールに関与し、アシストは記録されなかったものの、2点目と3点目のように、決定的なパスでゴールに繋がるプレーを披露し、最後には自らつま先による巧みなシュートで4点目を決めてみせた」と彼のプレーを振り返り、さらに賛辞を続けている。
「ラミンはアルジェリア代表のラミ・ベンセバイニを完全に翻弄。ドルトムントはニコ・コバチ監督がいかなる策を講じても、彼を止める術を見つけることはできなかった。そしてこの17歳が決めた4点目は、レバンドフスキのボール奪取からラフィーニャによるカウンターという流れからの、まさに『選ばれし者』のフィニッシュだった。ラミンの存在感は本物であり、85分に自ら交代を申し出るまで、ゴールラッシュに最初から最後まで関わり続けた」
試合開始直後に放った左足での惜しいシュートや、ベンセバイニを抜き去った極上のエラシコ、角度のないところから放たれたカーブシュートと、モンジュイックの観客を大いに沸かせたヤマルは、「終始粘り強いプレーを見せ、後半にはさらに気迫を増して戻ってきた」。結果、前述の2ゴールの演出に繋がり、3点目の場面で右サイドを抜け出すフェルミンに通した絶妙なパスを、同メディアは「天から授かったような完璧なパス」と表現した。
そして、「まるで何事もないようにさらっとやってのけた4点目のゴールも、彼がバロンドールの受賞者候補であることの十分な証明だ」と繰り返しこの少年を称賛し、「ラ・マシアで育った最高の贅沢品。バルサが復活した!」と記事を締めており、かつてリオネル・メッシを輩出したクラブに新たな天才が出現したことを、改めて喜んでいる。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ブラジルが宿敵アルゼンチンにまさかの大敗...
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本拠地モンジュイックでの一戦、25分にセットプレーからラフィーニャが押し込んで先制したバルサは、48分にはラフィーニャの折り返しをロベルト・レバンドフスキが頭で詰めて加点。ポーランド人ストライカーが66分にもフェルミン・ロペスの横パスをダイレクトで叩いて3点目を挙げると、77分に速攻からラフィーニャのラストパスをフリーで受けたラミン・ヤマルがダメを押した。
UEFA(欧州サッカー連盟)のテクニカル・オブザーバー・グループは「このストライカーは2ゴールを挙げ、自ら起点にもなった他、常にハードワークし、的確なプレッシングを見せていた」として、レバンドフスキを「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」に選手。古巣相手にも容赦なく得点力を発揮した背番号9は、CL通算105ゴール(131試合での達成は歴代2位の早さ)、そしてバルサ加入後の得点が99に到達したことを喜んでいる。
一方、バルサの地元バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、「最も輝いた選手」として86分間、前線で躍動し続けたラミン・ヤマルの名を挙げ、そのプレーを「とんでもないパフォーマンス」と絶賛。「CLのアンセムが流れるだけで、世界を席巻しようとしている17歳の若者の爆発力は何倍にも跳ね上がる。彼は勢いよく、ミュンヘン(決勝開催地)へと向かっている」と綴った。
同メディアは「CLの大一番でバルサの攻撃の起点を担うということは、彼が最高の舞台で主役を務められる存在であることを改めて示す力強い証明となった。実際、彼は全てのゴールに関与し、アシストは記録されなかったものの、2点目と3点目のように、決定的なパスでゴールに繋がるプレーを披露し、最後には自らつま先による巧みなシュートで4点目を決めてみせた」と彼のプレーを振り返り、さらに賛辞を続けている。
「ラミンはアルジェリア代表のラミ・ベンセバイニを完全に翻弄。ドルトムントはニコ・コバチ監督がいかなる策を講じても、彼を止める術を見つけることはできなかった。そしてこの17歳が決めた4点目は、レバンドフスキのボール奪取からラフィーニャによるカウンターという流れからの、まさに『選ばれし者』のフィニッシュだった。ラミンの存在感は本物であり、85分に自ら交代を申し出るまで、ゴールラッシュに最初から最後まで関わり続けた」
試合開始直後に放った左足での惜しいシュートや、ベンセバイニを抜き去った極上のエラシコ、角度のないところから放たれたカーブシュートと、モンジュイックの観客を大いに沸かせたヤマルは、「終始粘り強いプレーを見せ、後半にはさらに気迫を増して戻ってきた」。結果、前述の2ゴールの演出に繋がり、3点目の場面で右サイドを抜け出すフェルミンに通した絶妙なパスを、同メディアは「天から授かったような完璧なパス」と表現した。
そして、「まるで何事もないようにさらっとやってのけた4点目のゴールも、彼がバロンドールの受賞者候補であることの十分な証明だ」と繰り返しこの少年を称賛し、「ラ・マシアで育った最高の贅沢品。バルサが復活した!」と記事を締めており、かつてリオネル・メッシを輩出したクラブに新たな天才が出現したことを、改めて喜んでいる。
構成●THE DIGEST編集部
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