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海外サッカー

プレミアリーグで負の記録を次々に更新中のマンU…ライバルチームのレジェンドは2022年の「ロナウド放出」を改めて批判!

THE DIGEST編集部

2025.04.24

プレミアリーグ創設の1992年以降初めて、マンUは二桁順位で終わることになりそうだ。

プレミアリーグ創設の1992年以降初めて、マンUは二桁順位で終わることになりそうだ。

 プレミアリーグ第33節を終えた時点で、マンチェスター・ユナイテッドは10勝8分け15敗という成績で14位に沈んでいる。

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 1992年に同リーグがスタートして以降、初代王者として13度(最多)の優勝を飾っている「赤い悪魔」は、ここまで2桁の順位でシーズンを終えたことは一度もなく(最低は昨季の8位)、不振を極める今季、負の歴史を生み出してしまうかどうかが注目されている。

 ただ、すでに今季がこの名門クラブにとって「史上最悪のシーズン」となることは確定しているという。大手スポーツ専門チャンネル『FOX SPORTS』は、ルベン・アモリム監督率いるマンUが、延長戦で2点ビハインドから残りの7分間で3点を奪って逆転勝ちし、かつての「ファーギータイム」のような高揚感を味わったヨーロッパリーグ準々決勝・第2戦からわずか72時間も経たないうちに、プレミアリーグ第33節ウォルバーハンプトン(ウルブス)戦で0-1の敗北を喫したことで更新された悪しき記録の数々を紹介した。

 パブロ・サラビアの見事な左足FKによって喫した今季15回目の黒星は、昨季、エリク・テン・ハーフ政権下で記録された14敗という同クラブのプレミアリーグにおける最多敗戦記録を、さらに更新。またこの77分の失点は、マンUがイースター・サンデーにホームゲームで初めて相手に許したゴールである。
 
 対戦相手側から見れば、ウルブスはこの勝利によってトップリーグでは1970年以来初めて5連勝を達成し、また1980年以降のシーズンでは、ウルブスがマンUを2度破ったのも初めてのことだという。

 マンUの悲惨さをさらに強調するものとしては、彼らは今季ここまで、オールド・トラフォードで8敗目。フットボールリーグ時代を含めて、実に62年ぶりに「夢の劇場」での最多敗北となった。

 続いて、残り5試合となった現時点でわずか勝点38しか獲得していないマンUは、2021-22シーズンに記録した「58」を下回ることが決定。そして前述の通り、8位が最低順位である彼らが、リーグの順位表において初めて半分以下(11位以下)に終わることもほぼ確実である。

 同メディアは「唯一の明るい点は、それでも降格を免れたことだ」と皮肉ったが、アモリム監督はウルブス戦後に「我々には、多くのものが欠けている。我々はチャンスを逃しており、ゴールを決めなければ勝てない。やるべきことは山ほどあり、一歩ずつ改善していくことに集中しなければならない。リーグ終了までこのような状況は続くだろうが、それが終わったら、何かしら行動を起こす必要がある」と語り、その苦しさを窺わせた(日刊紙『The Guardian』より)。
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