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日本代表

“名手”ファン・ペルシも絶賛! 上田綺世の技巧的な先制弾に蘭メディアから賛辞止まず 「試合の流れが一変した」と重要性も強調

THE DIGEST編集部

2025.04.27

今季リーグ6点目を決めた上田にファン・ペルシ監督も称賛を惜しまなかった。(C) Getty Images

今季リーグ6点目を決めた上田にファン・ペルシ監督も称賛を惜しまなかった。(C) Getty Images

 現地時間4月25日に行なわれたオランダ・エールディビジ第30節で、フェイエノールトは本拠地デ・カイプでズヴォレを4-0の大差で下し、リーグ6連勝を飾るとともに、連続無敗を10試合(8勝2分け)に伸ばしている。
【動画】上田綺世、CLバイエルン戦で魅せたファインゴール!
 

 ゴールラッシュの口火を切る先制ゴールを挙げたのは、CFとして先発出場を果たした上田綺世だった。14分にヤクブ・モデルのスルーパスを受けてペナルティエリア左に抜け出すと、飛び出した相手GKの頭上を抜く左足での浮き球シュートを決めて自身今季6得点目(公式戦では8得点目)を記録。この後、ホームチームは22分にアントニ・ミランボ、25分と79分にイゴール・パイションがゴールを決めた。

 的確なランと巧みなフィニッシュを見せた日本代表FWについて、クラブは今季リーグでは4度目の先制ゴールであることをSNSで紹介し、公式戦では「モデルのスルーパスから見事に左足で決めた」と称賛。オランダ代表で一時代を築いたロビン・ファン・ペルシ監督もスポーツ専門チャンネル『ESPN』のインタビューで、「上田の動き出しは、本当に素晴らしかった。動き出しのタイミングも完璧だったし、左足で見事にチップシュートを決めた」と褒め称えている。

 現地メディアの評価を見ると、日刊紙『De Telegraaf』は、「上田が見事な動き出しの後、繊細なループシュートで得点を挙げた。彼の動きを見逃さなかったモデルは、絶妙なパスをズヴォレDF陣の裏に通したが、注目すべきは、両選手がともに右利きでありながら、決定的なプレーを左足で行なったことだ」と指摘した。

 一方、『AD』紙は、「試合最初のチャンスはズヴォレにもたらされたものの、先制したのはやはりフェイエノールトだった。モデルのスルーパスに反応した上田が、落ち着いてボールをゴールに流し込む。この先制ゴールに、ファン・ペルシ監督の表情からは笑みがこぼれた」と伝えている。

 オランダのサッカー専門誌『Voetbal International』も、「モデルが上田にスルーパスを通すと、日本人選手はこれに対処する術を心得ており、見事なループシュートフィニッシュを決め、ロッテルダムのチームにリードをもたらした」と、こちらも背番号9をポジティブに評した。
 
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