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海外サッカー

「高給取りに相応しい存在感」FA杯制覇のキーマンに挙げられる鎌田大地に各方面から賛辞! 古巣地元紙も「ロンドンでも不朽の存在となる可能性」

THE DIGEST編集部

2025.04.29

鎌田がチームをFA杯決勝に導く活躍をみせた。(C) Getty Images

鎌田がチームをFA杯決勝に導く活躍をみせた。(C) Getty Images

 クリスタル・パレスは、現地時間4月26日に行なわれたFA杯準決勝でアストン・ビラを3-0で下し、通算3度目の決勝進出を果たした。

 1989-90シーズンと2015-16シーズン、いずれもマンチェスター・ユナイテッドとウェンブリーで対峙し、前者は再試合で0-1、後者では延長戦の末に1-2で涙を飲んだ南ロンドンのクラブは、この雪辱を来月17日、同じマンチェスターのクラブ(シティ)相手に果たすことを誓っている。

【動画】FA杯準決勝ハイライト

 これまでの主要タイトルは下部リーグでの優勝だけというクラブに、輝かしい勲章をもたらそうと意気込むオリバー・グラスナー監督率いるチームの一員として、鎌田大地も「加入以来、ずっと言ってきた『このクラブで新しい歴史を築きたい』という目標が今、実現できるチャンス」と準決勝後に『Palace TV』で、タイトル獲得への強い意欲を示した。

 この日本代表MFは、ビラ戦で多くの現地メディアからその起用を驚かれるとともに、安定したパフォーマンスを高く評価された。日刊紙『The Guardian』も彼に賛辞を贈り、昨夏の加入以来、このクラブ一の高給取りがこれまでは「クラブの補強の酷さを象徴する存在」だったのが、「ウェンブリーでの先発出場は驚きだったが、彼は素晴らしいプレーを見せ、ボール回しでも守備でもチームに貢献。今後数シーズンにわたって非常に価値ある選手となり得る兆しが見えている」と綴っている。

 また決勝を見据えた記事においても、彼に対する多くの賛辞を見つけることができ、『The Guardian』紙は「この日本代表MFは、ラツィオでの不本意なシーズンを経てパレスに加入する前、フランクフルト時代にはグラスナー監督の下で輝きを放っていた。パレスでは、加入当初こそ調子を上げられずに苦しんだが、(プレミアリーグ第34節)アーセナル戦での好パフォーマンスを受けてFA杯準決勝ではアダム・ウォートンとともに中盤で先発に抜擢され、成熟したプレーぶりで高給取りに相応しい存在感を示した」と評した。

 さらに、中盤でコンビを組みウォートンの「鎌田のテクニックは素晴らしい。彼はチャンピオンズ・リーグやヨーロッパリーグ(EL)でもプレー経験がある。ボールを持っている時は非常に落ち着いていて、キープも上手く、またどこまでも走り続けられる。パレスでのキャリアのスタートはおそらく厳しいものだったと思うが、今では彼がどれだけ優れた選手かがよく分かる」とのコメントを紹介している。
 
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