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海外サッカー

「アンチェロッティしかいない」 ブラジル代表監督就任の名将による「王国復興」に各国メディアが太鼓判! ネイマールは監督人事で“暗躍”か!?

THE DIGEST編集部

2025.05.14

ブラジル代表監督に就任したアンチェロッティ。(C)Getty Images

ブラジル代表監督に就任したアンチェロッティ。(C)Getty Images

 CBF(ブラジル・サッカー連盟)は5月12日、ブラジル代表チームの監督に現在レアル・マドリーを率いているイタリア人のカルロ・アンチェロッティが就任することを発表した。

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 同連盟のエジナウド・ロドリゲス監督は、「アンチェロッティを新監督に迎えることは、単なる戦略的な動きではない。それは、我々が世界の頂点を再び目指すという決意を世界に示すものである。彼は史上最高の監督であり、これから史上最高の代表チームの指揮を執ることになる。共に、ブラジル・サッカーの新たな栄光の章を紡いでいく」との声明を発表し、以下のようにも続けている(CBF公式サイトより)。

「アンチェロッティの影響力は、試合における結果だけに止まらない。彼は、チームを伝説へと変える戦略家でもある。唯一無二の伝統を持つブラジルと、革新的なビジョンを持つアンチェロッティとのパートナーシップは、歴史に残るものとなるだろう」
 
 指揮官としてチャンピオンズリーグを5度制し、欧州5大リーグ全てで優勝を経験した名将の中の名将は、65歳にして新たな挑戦を受け入れ、ウルグアイ人のラモン・プラテロ(1925年)、ポルトガル生まれのジョレカ(1944年)、アルゼンチン人のフィルポ・ヌニェス(1965年)に次ぐ「セレソン」史上4人目の外国人監督として、現在北中米ワールドカップ南米予選で6勝3分け5敗(4位)と苦戦中のチームを立て直すとともに、「ヘキサ・カンペオン(6度目の世界王座)」を狙う。

 現役時代はエレガントなMFとして、ローマ、ミランでスクデットを獲得、後者では欧州制覇に貢献し、イタリア代表としても活躍。1991-92シーズンでセリエA初の無敗優勝を成し遂げた後に現役を引退、ラストマッチを奇しくもセレソンとの親善試合(サン・シーロでカレッカのゴールで0-1の敗北)で飾ったアンチェロッティは、来夏のW杯本大会までの契約(延長オプションあり)を締結し、来月5日の予選エクアドル戦で新天地での指揮をスタートする予定だ。

 先月、一度は破談になったことが報じられたものの、水面下で交渉は継続され、ついに実現の運びとなったが、ブラジルの総合メディア『Globo』は、イタリア人指揮官がすでにセレソンでの仕事を開始しており、「サントスのスーパースターであるネイマールの現在の状態を詳しく知るために、彼とビデオ通話を行なった」と報道。なお選手の招集については、マンチェスター・ユナイテッドで好調な“教え子”カゼミーロの他、アントニー(ベティス)、カイオ・エンリケ(モナコ)、アレクサンドロ(リール)にも強い関心を寄せているという。
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