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海外サッカー

「見事な逆転劇の口火を切った」 三笘薫の交代出場からの同点弾&決勝点演出に現地メディアは賛辞惜しまず!「リバプールにとって最悪の悪夢再び」

THE DIGEST編集部

2025.05.21

同点ゴールを決め、プレミアの得点を二桁に乗せた三笘(左)。試合終盤には遠藤(右)とのマッチアップも実現した。(C)Getty Image

同点ゴールを決め、プレミアの得点を二桁に乗せた三笘(左)。試合終盤には遠藤(右)とのマッチアップも実現した。(C)Getty Image

 ブライトンは現地時間5月19日に行なわれたプレミアリーグ第37節で、すでに優勝を決めているリバプールを3-2で下している。
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 本拠地アメックス・スタジアムでの今季最終戦、開始9分にハーベイ・エリオットの先制点を許した「シーガルズ」は、32分に巧みなパスワークからヤシン・アヤリが同点ゴール。前半アディショナルにドミニク・ソボスライの意表を突くロビング弾でGKの頭上を抜かれて勝ち越されるも、69分に三笘薫がこぼれ球を詰めて再度追いつくと、終盤の85分にマット・オライリーのクロスをジャック・ヒンシェルウッドが合わせ、VAR検証の末にゴールが認められ、見事な逆転勝利で地元サポーターを歓喜させた。

 貴重な同点ゴールを決めた三笘は、ベンチスタートで65分に交代出場したばかり。ダニー・ウェルベックにスルーパスを通し、彼のシュートがセーブされると、こぼれ球に難易度の高いボレーシュートで反応して押し込んだ。さらに決勝点の場面では、左サイドのオライリーに縦パスを提供するなど、短いプレー時間で勝利に大きな貢献を果たしている。なお77分にリバプールが遠藤航を投入したことで、日本人同士の直接対峙も実現している。
 
 リーグによる「マン・オブ・ザ・マッチ」、ブライトンによる「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」の両方に選定された背番号22に対し、クラブはSNSで「なんという選手だ!」「スーパーサブ」「交代出場からいきなり大きなインパクト!」と賛辞を贈り、公式サイトでは「三笘が鮮やかな左足ボレーシュートをゴールに叩き込み、今季11得点目を記録した」と伝えている。

 現地メディアの反応もポジティブなもので、英国公共放送『BBC』は「ウェルベックのシュートをGKアリソンが指先での素晴らしいセーブで防いだが、三笘が素晴らしいテクニックを見せて2-2に追いついた」と綴り、視聴者による採点では「7.84」で最高点をマークした日本人選手を「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」とした。

 日刊紙『The Guardian』は、三笘のボレー弾を「強烈」「アクロバティックな同点ゴール」と表現し、『THE Sun』紙は「地面に叩きつけるようなシュートでゴールイン。素晴らしい技術だ!」「ピッチに立ってから4分で、彼はチームメイトに欠けていた決定力を見せた」「三笘のウェルベックへのスルーパスが得点に繋がった。ファビアン・ヒュルツェラー監督の交代策は大当たりだった」と称賛。さらに、「カオルが反撃の先頭に立ち、シーガルズは一気にリバプールに襲い掛かって勝点3を奪取した」と綴っている。
 
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