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海外サッカー

「我々は良い印象を残せた」 メッシ、古巣相手に大敗喫したマイアミのクラブW杯をポジティブに総括! 開催国メディアは現状の彼を「老人ホームの元プレイボーイ」

THE DIGEST編集部

2025.07.01

メッシひとりでは欧州王者相手にまったく太刀打ちできなかった。(C)Getty Images

メッシひとりでは欧州王者相手にまったく太刀打ちできなかった。(C)Getty Images

 現地時間6月29日に行なわれたFIFAクラブワールドカップのラウンド・オブ16で、インテル・マイアミはパリ・サンジェルマンに0-4で敗れた。

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 開催国枠で出場権を得て、グループステージを勝ち抜いてきた「ヘロンズ」は、開始6分でFKからジョアン・ネベスにフリーでのヘディングシュートを許して早くも失点。39分には自陣でのボールロストから再びネベスにゴールネットを揺らされ、44分には左からのクロスにDFトーマス・アビレスがオウンゴールで欧州王者に追加点を献上し、さらに前半アディショナルタイムにもアクラム・ハキミのゴールでリードを広げられてしまった。

 後半は無失点で、攻撃では幾度かチャンスを迎えたとはいえ、完敗を喫したマイアミ。チームを牽引した大エースのリオネル・メッシは、古巣相手に突破してのフィニッシュ、ヘディングシュート、好位置からのFKと見せ場を創ったが、一矢を報いることはできず。スポーツ専門チャンネル『ESPN』は、以下のように報じている。

「メッシですら、MLSのスター軍団と欧州のエリートクラブとの間にある実力差を埋めることはできなかった。彼はわずかなスペースから魔法のようなプレーを見せることもできれば、試合を決めるFKを叩き込むこともあるが、常にひとりで勝てるわけではない。ポルト戦で勝利の立役者となった彼も、今回のようなチャンピオンズリーグ王者を相手にするには、仲間の力が必要だった。しかし、他の選手たちはそのレベルに達していなかった」
 
 一方、英国の日刊紙『The Guardian』は、「結果も内容も、あまりにも予想通り――現実を突きつけるような内容だった。予算規模が相手の15倍という、この欧州王者が対峙したのは、MLSでもトップとは言いがたいチームであり、今回の出場自体もジャンニ・インファンティーノFIFA(国際サッカー連盟)会長によって用意されたものだった。そして、パリSGは今大会で最も若く、ダイナミックで組織化されていたのに対し、マイアミでは、かつてのスターがピッチを駆け回る若い才能を眺めていた」と綴った。

 マイアミにとっては、苦い大敗となり、大舞台での歩みはここで終焉を迎えたが、メッシは「彼ら(パリSG)はCL王者であり、本当に強いチームだ。予想していた通りの試合展開の中で、我々もベストを尽くそうとした。クラブW杯という舞台で、我々は良い印象を残せたと思う」と、ポジティブなコメントを残している(『ESPN』より)。

 ただ、グループステージ最終節でパルメイラスと引き分けたことで2位通過となったことについては、「2-0で勝っていたのに追いつかれてしまったことで、より難しい相手であるパリSGと対決することになった(首位通過の場合、相手はボタフォゴだった)。その点は残念に感じている」と語るも、「別に失望したということではない。終盤の失点には後味の悪さが残ったが、それでも我々はしっかり戦ったと思う。もう終わったことなので、次に向けて考える必要がある」と続けた。
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