イタリア・セリエAのミランは７月14日、クロアチア代表MFのルカ・モドリッチの加入を発表。契約期間は2026年６月30日まで（１年間の延長オプション付き）で、背番号は「14」となった。

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　1985年９月９日生まれの39歳は、2012年から在籍したレアル・マドリーで、チャンピオンズリーグ６回、クラブワールドカップ５回、インターコンチネンタルカップ１回、欧州スーパーカップ５回、ラ・リーガ４回、コパ・デル・レイ２回、スーペルコパ５回という輝かしい優勝の実績を主力として築き、さらにロシア・ワールドカップで決勝進出を果たした2018年に、個人タイトルの最高峰であるバロンドールも受賞した。

　ミランはSNSで「カルチョのスカラ座は、新たなマエストロを迎えた」と、クラブ史上11人目のクロアチア人選手を大歓迎。モドリッチ本人はミラノ入りした際に「ここに来られてうれしい。大きな挑戦が待っている。キャリアの新たな章を始められて、とてもうれしいよ。なぜミランかって？　偉大なクラブだからだ」とコメントを残している。
  　1997年にズボニミール・ボバンに次いで「ロッソネーリ」で２人目のクロアチア人選手となったダリオ・スモイェは、「（母国で）史上最高の選手であり、かけがえのない存在」だと絶賛する後輩のミラン加入を受け、「彼は（ズラタン・）イブラヒモビッチ（現シニアアドバイザー）と同じくらい活躍できると思う。個性的な選手だし、マドリーのロッカールームではキーマンだった。チームにもたらすクオリティーの高さも大きい」と、古巣への好影響を強調した。

　またイタリアのスポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は、ミラノ・マルペンサ空港で元イングランド代表DFのジョン・テリーが語った、「彼は素晴らしい選手で、世界最高の選手のひとりだ。優れた選手であるだけでなく、人としても素晴らしい。ミランにとって非常に良い補強だと思う。豊富な経験をもたらしてくれるビッグネーム。彼は本当に格のある選手だ」との、モドリッチへの賛辞を紹介している。

　日刊紙『CORRIERE DELLA SERA』は、「今年９月で40歳を迎えるクロアチアのスーパースターはキャリアの終盤に差しかかっており、プレー時間を慎重に管理する必要はあるものの、マッシミリアーノ・アッレーグリ監督には迷いがない。豊富な経験、リーダーシップ、そして勝者のメンタリティーは、ミランのロッカールームにおいて非常に貴重なものになると信じている」と伝え、以下のように続ける。