母国の日刊紙『LE FIGARO』は、「当然の結果であり、相応しい戴冠ではあるが、昨季開幕時点では誰も予想していなかった。2024年、レンヌ時代の恩師であるジュリアン・ステファンは『決定力がもっとあれば、デンベレはバロンドールを獲っていただろう』と語っていたが、現実はその通りになった。28歳のフランス代表は昨季、その決定力を身につけた。それは『偽9番』への配置後に顕著となったため、彼はルイス・エンリケ監督に感謝すべきだろう」と綴っている。
同メディアは続けて、「それがパリSGを欧州の頂点へと導いた要因のひとつである。パリSGは、選手全員が役割を果たした。まさにチーム、本物のチームだ。しかし、彼らの攻撃における最大の切り札はデンベレだった。彼は最初の守備者でもあり、プレスをかけ、ポジションに戻り、相手に食らいつく。そのうえで、創造性と相手を崩す能力も忘れない。効率性のためにそれらを失ったわけではない。まさに完成された選手だ」と、世界の頂点に立った自国選手を称賛した。
英国の日刊紙『The Guardian』は、「このフランス人選手は驚異的な両足の使い手で、守備と戦術感覚の向上に精力的に取り組んできたのは明らかだ。彼こそ、新生パリSGの象徴である。間違いなく素晴らしい才能の持ち主であり、それが結束力のあるチームの一員として発揮された」と評したうえで、「この選考に異論を唱える者はほとんどいないだろう」とも記した。
今回の選考において対抗馬となったのはバルセロナのラミン・ヤマルで、これまでこの18歳の天才を強く推していた地元紙『MUNDO DEPORTIVO』は、結果を受けて「選択は明確だった。それはデンベレだ。チーム内には他の候補もいたかもしれないが、フランスの首都において彼こそが『看板』である。彼の都市、国、代表チームとの結びつきによって、今回は『民衆のバロンドール』となった。パリとその周辺地域の街で、デンベレは象徴的な存在なのだ」と報じている。
なお次点に終わったヤマルは、21歳以下の最優秀選手に贈られる「コパ・トロフィー」を2年連続で受賞。「将来は他の賞も獲得できるよう、努力を続けていかなければならない」と、すでに今後に視点を向けている。
しかし、彼の父親ムニール・ナスラウィ氏はこの選考に納得がいかなかったようで、『El Chiringuito TV』で以下のように主張したと複数の現地メディアが伝えた。
「私はこれを最大の......強盗とは言わないが、人間に対する精神的な損害だと思う。私は、ラミンが世界で群を抜いて最高の選手だと思う。本当に大きな差をつけている。彼が私の息子だからではなく、世界最高の選手だからだ。ライバルはいないと思う。今回は非常に奇妙な結果に終わったと言わざるを得ない。来年のバロンドールは、スペイン人のものになるだろう」
構成●THE DIGEST編集部
【動画】才能がついに本格開花!2024-2025シーズンのデンベレゴール集
同メディアは続けて、「それがパリSGを欧州の頂点へと導いた要因のひとつである。パリSGは、選手全員が役割を果たした。まさにチーム、本物のチームだ。しかし、彼らの攻撃における最大の切り札はデンベレだった。彼は最初の守備者でもあり、プレスをかけ、ポジションに戻り、相手に食らいつく。そのうえで、創造性と相手を崩す能力も忘れない。効率性のためにそれらを失ったわけではない。まさに完成された選手だ」と、世界の頂点に立った自国選手を称賛した。
英国の日刊紙『The Guardian』は、「このフランス人選手は驚異的な両足の使い手で、守備と戦術感覚の向上に精力的に取り組んできたのは明らかだ。彼こそ、新生パリSGの象徴である。間違いなく素晴らしい才能の持ち主であり、それが結束力のあるチームの一員として発揮された」と評したうえで、「この選考に異論を唱える者はほとんどいないだろう」とも記した。
今回の選考において対抗馬となったのはバルセロナのラミン・ヤマルで、これまでこの18歳の天才を強く推していた地元紙『MUNDO DEPORTIVO』は、結果を受けて「選択は明確だった。それはデンベレだ。チーム内には他の候補もいたかもしれないが、フランスの首都において彼こそが『看板』である。彼の都市、国、代表チームとの結びつきによって、今回は『民衆のバロンドール』となった。パリとその周辺地域の街で、デンベレは象徴的な存在なのだ」と報じている。
なお次点に終わったヤマルは、21歳以下の最優秀選手に贈られる「コパ・トロフィー」を2年連続で受賞。「将来は他の賞も獲得できるよう、努力を続けていかなければならない」と、すでに今後に視点を向けている。
しかし、彼の父親ムニール・ナスラウィ氏はこの選考に納得がいかなかったようで、『El Chiringuito TV』で以下のように主張したと複数の現地メディアが伝えた。
「私はこれを最大の......強盗とは言わないが、人間に対する精神的な損害だと思う。私は、ラミンが世界で群を抜いて最高の選手だと思う。本当に大きな差をつけている。彼が私の息子だからではなく、世界最高の選手だからだ。ライバルはいないと思う。今回は非常に奇妙な結果に終わったと言わざるを得ない。来年のバロンドールは、スペイン人のものになるだろう」
構成●THE DIGEST編集部
【動画】才能がついに本格開花!2024-2025シーズンのデンベレゴール集
関連記事
- 「攻撃の放棄ではなく、むしろ進化」 名将ペップ、アーセナル戦で超守備的な戦術選択も国内外メディアは好反応!「今も新戦術を生み出せる才能の証明」
- 「老いを拒み、ともに2得点」 ロナウド、メッシが同日に披露した活躍ぶりに各国メディアも注目!「1万キロ以上離れていてもライバル関係は絶えない」
- 1G2Aで今季初勝利に大貢献のマインツ佐野海舟、ブンデスリーガが「記憶に残るパフォーマンス」と絶賛! 現地紙は「特別に美しいゴール」「3点目の90%はサノの功績」
- CLマルセイユ戦でPK2発のエムバペ、マドリーで8回目の「ドブレーテ」、64試合で通算50得点に到達! 一方で「報われない」最多得点記録も樹立…
- 「ゴールに対する飽くなき意欲」今季5点目の上田綺世の“本領発揮”を現地紙が称賛!「信じられないほどのプロフェッショナルだ」