現地時間9月20日に行なわれたブンデスリーガ第4節で、マインツはアウクスブルクを4-1で下したが、このアウェーマッチでMF佐野海舟が3ゴールに絡む活躍で今季初勝利の立役者となった。
開始14分に敵陣でボールをカットした佐野は、ドリブルで突き進んでゴール右隅へ右足でのミドルを突き刺して先制点を奪うと、60分には自陣でのインターセプトから高速ドリブルで敵陣を独走、相手GKを引き付けてファーサイドのパウル・ネベルにプレゼントパスを通して、2点をリード。56分のドミニク・コールの退場で数的不利を負っていたチームに貴重な追加点をもたらした。さらにその9分後にも、右サイドを抜け出しての折り返しでアルミンド・ジーブの4点目をお膳立てしてみせた。
ドイツでの初ゴール&アシストを一気に記録した背番号6に対し、クラブはSNSで「君はそれに相応しい!」と賛辞を贈り、公式サイトではゴールについて「相手のビルドアップのミスパスを奪い、果敢に中央をドリブルで突き進むと、(相手ゴールまで)約17メートルの位置から利き足ではない左足でシュート。GKフィン・ダーメンを驚かせ、歓喜の初ゴールを決めた」と伝え、2つのアシストにも「右サイドの独走から完璧なクロス」「ナディエム・アミリとの素晴らしい連係」と綴っている。
これに対して佐野は、「いつも通りチームのためにプレーし、幸運にも自分のゴールでチームを助けられて、今日は本当に嬉しいです。ゴールを決めるのは自分の主な役割ではなく、何よりも大事なのは、練習からピッチ上でのあらゆる場面でハードワークをする姿勢です。我々は3つのコンペティションで戦っており、成功を収めたいと考えています。そのために、今季もできるだけ多くチームに貢献したいと思っています」とのコメントを残した。
ブンデスリーガの公式サイトは、「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」にこの日本代表選手を選定し、「WWKアレーナで記憶に残るパフォーマンスを披露し、リーガでの初ゴールを決め、さらに2得点を演出する圧巻の活躍。日本人MFについて、「マインツにとってプラス要素の中心的存在であり、こぼれ球への優れた反応や、チームを前へと押し上げる圧倒的なスタミナを発揮した」と評価し、さらに次のように続けている。
「マインツが10人に減った後でさえ、自陣からのロングランでネーベルのゴールをアシストし、さらに賢い動きと正確なパスでジーブの4点目を生み出した。デュエルで14回の勝利(チーム最多)を収めた佐野は、敵地での完勝において間違いなく際立った存在だった」
現地メディアの報道では、日刊紙『Bild』がレポート記事で、「日本人選手の力強い個人技! 中盤でパスをカットし、そのまま相手ゴールに向かってボールを運び、誰にも寄せられず、ゴールまで約20メートルの位置からゴール右隅へストップするのは不可能に近いシュートを放ち、見事に決めた」と先制点のシーンを伝えた。
また3点目のアシストでは、「このゴールの90%は、素晴らしいプレーを見せた佐野の功績だ! 日本人選手が右サイドで単独カウンターを仕掛けると、誰にも止められず、ケベン・シュロッターベックは彼のスピードについていけない。佐野はゴール前で冷静にネーベルへ横パスを出すと、ドイツ代表選手は無人のゴールに押し込むだけだった」と、日本人選手の果たした役割の大きさを強調している。
スポーツ紙『kicker』は、「佐野の絶好調デー」と見出しを打った記事で、「マインツの好スタートを佐野が締め括り、ボール奪取からソロで持ち込んで鋭いシュートをゴール右隅に突き刺した」「アウクスブルクにさらなる悪夢。佐野がクリスティアン・ヤキッチを置き去りにして独走、完璧なラストパスを送った」と、ゴールに絡むプレーをポジティブに報じた。
そして、マインツの地元紙『Allgemeine Zeitung』は、「佐野の圧巻のパフォーマンスにより、マインツは今季のブンデスリーガで初勝利。彼は中盤でボールを奪うと、敵陣深くまで持ち込み、2度切り返してから左足で約20メートルのシュートを決めた。リーガ38試合目での初得点、それも特別に美しいゴールだった」と、貴重なゴールを絶賛している。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】1G2Aの活躍を見せたマインツの佐野海舟
開始14分に敵陣でボールをカットした佐野は、ドリブルで突き進んでゴール右隅へ右足でのミドルを突き刺して先制点を奪うと、60分には自陣でのインターセプトから高速ドリブルで敵陣を独走、相手GKを引き付けてファーサイドのパウル・ネベルにプレゼントパスを通して、2点をリード。56分のドミニク・コールの退場で数的不利を負っていたチームに貴重な追加点をもたらした。さらにその9分後にも、右サイドを抜け出しての折り返しでアルミンド・ジーブの4点目をお膳立てしてみせた。
ドイツでの初ゴール&アシストを一気に記録した背番号6に対し、クラブはSNSで「君はそれに相応しい!」と賛辞を贈り、公式サイトではゴールについて「相手のビルドアップのミスパスを奪い、果敢に中央をドリブルで突き進むと、(相手ゴールまで)約17メートルの位置から利き足ではない左足でシュート。GKフィン・ダーメンを驚かせ、歓喜の初ゴールを決めた」と伝え、2つのアシストにも「右サイドの独走から完璧なクロス」「ナディエム・アミリとの素晴らしい連係」と綴っている。
これに対して佐野は、「いつも通りチームのためにプレーし、幸運にも自分のゴールでチームを助けられて、今日は本当に嬉しいです。ゴールを決めるのは自分の主な役割ではなく、何よりも大事なのは、練習からピッチ上でのあらゆる場面でハードワークをする姿勢です。我々は3つのコンペティションで戦っており、成功を収めたいと考えています。そのために、今季もできるだけ多くチームに貢献したいと思っています」とのコメントを残した。
ブンデスリーガの公式サイトは、「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」にこの日本代表選手を選定し、「WWKアレーナで記憶に残るパフォーマンスを披露し、リーガでの初ゴールを決め、さらに2得点を演出する圧巻の活躍。日本人MFについて、「マインツにとってプラス要素の中心的存在であり、こぼれ球への優れた反応や、チームを前へと押し上げる圧倒的なスタミナを発揮した」と評価し、さらに次のように続けている。
「マインツが10人に減った後でさえ、自陣からのロングランでネーベルのゴールをアシストし、さらに賢い動きと正確なパスでジーブの4点目を生み出した。デュエルで14回の勝利(チーム最多)を収めた佐野は、敵地での完勝において間違いなく際立った存在だった」
現地メディアの報道では、日刊紙『Bild』がレポート記事で、「日本人選手の力強い個人技! 中盤でパスをカットし、そのまま相手ゴールに向かってボールを運び、誰にも寄せられず、ゴールまで約20メートルの位置からゴール右隅へストップするのは不可能に近いシュートを放ち、見事に決めた」と先制点のシーンを伝えた。
また3点目のアシストでは、「このゴールの90%は、素晴らしいプレーを見せた佐野の功績だ! 日本人選手が右サイドで単独カウンターを仕掛けると、誰にも止められず、ケベン・シュロッターベックは彼のスピードについていけない。佐野はゴール前で冷静にネーベルへ横パスを出すと、ドイツ代表選手は無人のゴールに押し込むだけだった」と、日本人選手の果たした役割の大きさを強調している。
スポーツ紙『kicker』は、「佐野の絶好調デー」と見出しを打った記事で、「マインツの好スタートを佐野が締め括り、ボール奪取からソロで持ち込んで鋭いシュートをゴール右隅に突き刺した」「アウクスブルクにさらなる悪夢。佐野がクリスティアン・ヤキッチを置き去りにして独走、完璧なラストパスを送った」と、ゴールに絡むプレーをポジティブに報じた。
そして、マインツの地元紙『Allgemeine Zeitung』は、「佐野の圧巻のパフォーマンスにより、マインツは今季のブンデスリーガで初勝利。彼は中盤でボールを奪うと、敵陣深くまで持ち込み、2度切り返してから左足で約20メートルのシュートを決めた。リーガ38試合目での初得点、それも特別に美しいゴールだった」と、貴重なゴールを絶賛している。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】1G2Aの活躍を見せたマインツの佐野海舟
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