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海外サッカー

久保建英にスペイン主要メディアの評価は… 決勝点演出に賛辞も逸機に辛辣な批判が「なんと拙い…」

THE DIGEST編集部

2025.09.26

 続いてバルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、久保、バレネチェア、オヤルサバルの連係によるゴールを、「チャンピオンたちのトリデンテ(三叉槍)の印が刻まれたゴール」と表現し、「精密さとクオリティーの高さを兼ね備えたプレーであり、チームを引っ張ることが期待される3選手に求められているものを示した場面だった」と称賛した。

 

 久保に対しては、他にも「19分にはサイドで素晴らしいプレーを見せ、強烈なクロスを供給」と賛辞をまじえて伝えるも、一方で69分のプレーには「なんという決定機逸! 信じられない! 完全にフリーでシュートしたが、ボールのミートが非常に悪かった。枠に飛ばすだけで良かった」と失望を露にしている。

 また個別評価の記事では、彼の85分間を「右肩上がり」と表現し、「前半は重要な場面で正確さを欠いたものの、アランブルに対しては明らかに決定機となるラストパスを提供。後半には大きく改善し、得点に繋がるプレーを演出し、さらに積極的に仕掛け続けた。ただし、決定機を仕留めきれず、自らゴールで試合を決定づけることはできなかった」と寸評を綴った。

 日刊紙『El Pais』は、「久保、バレネチェア、オヤルサバルが紡いだ素晴らしいプレーによって先制ゴール」「後半は久保の存在感がより際立ち、それがチームにも好影響を与えた」とポジティブな記述が幾つか見られたが、逸機に対しては「なんと拙いフィニッシュだ!」……。ラジオ局『Cadena SER』は、「久保やバレネチェアといった重要な選手たちの高いパフォーマンスにより、ソシエダは見る者に好印象を残した」と伝えている。

 ソシエダの地元バスク・ギプスコアの日刊紙『noticias de Gipuzkoa』は、10点満点の採点で及第点に満たない「5」を久保に与え、寸評でも「自身のベストパフォーマンスとはほど遠い出来。アランブルにゴールをお膳立てしたものの、ヘディングシュートは決まらず。得点に関与したものの、もうひとつの明白な決定機は外してしまった」と、総括は厳しいものとなった。

 そして、サッカー専門サイト『El Desmarque』も「5」(チーム最低タイ)の低採点としたが、「プレーに関与する機会は少なかったが、関わった時は常に危険をもたらし、チャンスメイクや先制点に繋がるような決定的なプレーを見せた」と賛辞も。減点対象となったのは、「(69分に)GKレオ・ロマンがほぼ防げない状況で、明確なチャンスを決めきれなかった」こととし、他のメディアと同様に称賛と失望が隣り合わせの評価となった。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】久保建英、絶妙なパスで決勝点を演出!
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