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Jリーグ・国内

プロ15年目の内田篤人が見せるベテランの矜持とルーキー荒木遼太郎に寄せる期待

小室功

2020.03.19

 2月1日、水戸とのプレーシーズンマッチでは両選手が右サイドで縦関係になってプレーした。結果は1-0。スコアラーは荒木だった。

「身体は小さいけれど、技術がしっかりしているし、プレッシャーをかけられてもそんなに慌てない。高卒で、ポンと入って、(Jリーグの)スピードとか、身体の強さとか、今までとは違うものを感じているだろうけどね。練習を見ていてもうまいなと思う。松村(優太)もそうだけど、自分の持ち味を遠慮せずに出そうとしているし、これからの成長が楽しみだね。年をとったせいかもしれないけれど、若い選手がのびのびとプレーしているのを見るのは何だかうれしいよ(笑)」

 2人がピッチ上で会話をかわすシーンが何度か見られた。どのような内容だったのか、内田に尋ねると「“相手を背負っているとき、どうしたらいいですか?”みたいなことを聞かれたから、“(ボランチの永木)亮太、空いてない?”って。そんな感じかな」と話し、こう続けた。

「俺が(荒木に)ボールを当てて、ガシャンとなって、ボールを取られたときがあったけれど、全部が全部うまくいくわけじゃないからね」

 ボランチが空いていたら、そこにボールをつければいいし、自分のところで無理しなくてもいい。
 
 何だったら周りの先輩に頼ればいい。そんなふうにも言いたげだった。なぜなら、ルーキー時代の自分がそうだったから――。

「俺は周りの人たちに本当に恵まれた。(小笠原)満男さん、岩政(大樹)さん、野沢(拓也)さん……。近いポジションの先輩たちにいろいろ助けてもらった。その役割をね、今度は自分がしなくちゃと思っている」

 Jリーグの開幕戦から12試合連続フルタイム出場を果たしたプロ1年目の内田は、通算28試合に出場し、合わせて2378分間ピッチに立った(Jリーグのみの実績)。

 新型コロナウイルスの影響で、現在、公式戦がすべて延期されているが、ルーキーシーズンを戦う荒木が、最終的にどのような数字を残すのか、ひとつの関心事でもある。

取材・文●小室功(オフィスプリマベーラ)
 

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