浦和に加入して7年目の今季、西川周作は人生で初めてキャプテンに就任。任されたのは、昨季14位と低迷したチームを復活へと導く旗振り役だ。「特別意識はしていない」と言いながらも、時折見せる真剣な表情――。チームを支える33歳の守護神の言葉には、並々ならぬ覚悟が滲んでいる。
■ブレずに戦える、そういうチームが結局は一番上にいる。
――今年のチームは『浦和を背負う責任』をスローガンとして掲げて、改めてその重さを強調しています。
「強化部の陣容も変わって、恩師の尚史さんがスポーツダイレクターになりましたし、尚史さんからは選手全員に、このクラブで戦う責任について話がありました。そうした重要な年にキャプテンを任されるのは、光栄です」
――また今年は、復権がテーマになります。
「正直昨年はスタジアムへの来場者が減っているのを痛感していました。ゴールマウスからって、スタンドの空席が目についてしまうんですよ。来なくなってしまった人にもう一度スタジアムに足を運んでほしいし、新規のファン・サポーターを増やしたい。自分たちが結果を示してスタジアムの熱を取り戻さないといけないという、そんな使命感はあります」
――新規のサポーターを増やすには?
「今季から学校訪問など、地域交流を増やそうと、選手側からクラブに要望しています。僕も大分、広島と地方クラブでそういう活動をしてきて、その大切さは身に染みていました。浦和もピッチ外でも積極的に行動しなければいけない」
――選手たちからそういう声が挙がるのは素晴らしいですね。
「最初はウガと陽介がクラブミーティングで、手を挙げて発言してくれました。もっとも、彼らだけでなく選手はみんなその必要性を感じていたはずです。そんなふうに選手から監督やクラブに何かリクエストがある時は、僕がみんなの意見を聞いて伝える役割ができればと考えています。大槻さんはすごくコミュニケーションを取ってくれて壁を作らない監督ですし、尚史さんもフランクなので、仕事はやりやすいです」
――観客が減少した原因のひとつは、リーグ戦での成績低迷です。なぜ結果が出なかったのでしょう。
「序盤戦でなかなか勝てなかったのが大きかった。スタートダッシュがどれだけ大事かということです。どの大会にも言えますが、最初に勝つか負けるかで、その後の流れがガラッと変わる。特にJリーグは実力が拮抗していて、同じチームが優勝し続けるのは、かなり難しい。逆に言えば、どこのチームにもチャンスがあるということ。昨年下位だったとしても、ひとつ歯車が噛み合えば、連勝して最後まで上位でいられたりします」
■ブレずに戦える、そういうチームが結局は一番上にいる。
――今年のチームは『浦和を背負う責任』をスローガンとして掲げて、改めてその重さを強調しています。
「強化部の陣容も変わって、恩師の尚史さんがスポーツダイレクターになりましたし、尚史さんからは選手全員に、このクラブで戦う責任について話がありました。そうした重要な年にキャプテンを任されるのは、光栄です」
――また今年は、復権がテーマになります。
「正直昨年はスタジアムへの来場者が減っているのを痛感していました。ゴールマウスからって、スタンドの空席が目についてしまうんですよ。来なくなってしまった人にもう一度スタジアムに足を運んでほしいし、新規のファン・サポーターを増やしたい。自分たちが結果を示してスタジアムの熱を取り戻さないといけないという、そんな使命感はあります」
――新規のサポーターを増やすには?
「今季から学校訪問など、地域交流を増やそうと、選手側からクラブに要望しています。僕も大分、広島と地方クラブでそういう活動をしてきて、その大切さは身に染みていました。浦和もピッチ外でも積極的に行動しなければいけない」
――選手たちからそういう声が挙がるのは素晴らしいですね。
「最初はウガと陽介がクラブミーティングで、手を挙げて発言してくれました。もっとも、彼らだけでなく選手はみんなその必要性を感じていたはずです。そんなふうに選手から監督やクラブに何かリクエストがある時は、僕がみんなの意見を聞いて伝える役割ができればと考えています。大槻さんはすごくコミュニケーションを取ってくれて壁を作らない監督ですし、尚史さんもフランクなので、仕事はやりやすいです」
――観客が減少した原因のひとつは、リーグ戦での成績低迷です。なぜ結果が出なかったのでしょう。
「序盤戦でなかなか勝てなかったのが大きかった。スタートダッシュがどれだけ大事かということです。どの大会にも言えますが、最初に勝つか負けるかで、その後の流れがガラッと変わる。特にJリーグは実力が拮抗していて、同じチームが優勝し続けるのは、かなり難しい。逆に言えば、どこのチームにもチャンスがあるということ。昨年下位だったとしても、ひとつ歯車が噛み合えば、連勝して最後まで上位でいられたりします」