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海外サッカー

アルゼンチン代表の“名勝負“5選――マラドーナの「神の手」と「5人抜き」が生まれたメキシコW杯。メッシ時代の始まりは…

チヅル・デ・ガルシア

2020.07.18

11年11月のコロンビア戦は、メッシが代表でその真髄を発揮した最初の試合だ。(C)Getty Images

11年11月のコロンビア戦は、メッシが代表でその真髄を発揮した最初の試合だ。(C)Getty Images

2001年8月15日 日韓W杯予選14節
vsエクアドル 〇2-0
得点者/アルゼンチン=ベロン、クレスポ

 名将マルセロ・ビエルサ監督率いるアルゼンチン代表が1試合平均2.3得点という超攻撃的なサッカーから他国を圧倒したことで知られる02年ワールドカップ予選。それまで勝ったことがなかった海抜2800メートルのキトで、ビエルサのアルゼンチンは中盤のディエゴ・シメオネとファン・セバスティアン・ベロンを軸とした冷静な試合運びでゲームをコントロールし、ファン・パブロ・ソリンとハビエル・サネッティの両サイドバックの献身的なプレーも手伝って相手を追い込むことに成功。前半のうちにベロンとエルナン・クレスポ(PK)による得点から勝利を決めた。

 4試合を残した時点で早々に本大会行きを決めたこの試合は、当時ビエルサのアルゼンチンがワールドカップ優勝候補と謳われた理由を裏付けている。

2005年6月8日 ドイツW杯予選15節
Vsブラジル 〇3-1
得点者/アルゼンチン=クレスポ②、リケルメ
    ブラジル=R・カルロス

 ユース時代から育てた秘蔵っ子たちをたくみに起用し、アルゼンチン代表に攻守両面における魅力を引き出しながら安定性をもたらしたホセ・ペケルマン監督だが、これはそのプロセスを象徴する試合だ。

 ロナウジーニョ、カカ、アドリアーノといった名手を揃えたブラジルと対戦するにあたり、アルゼンチンの選手たちは「とにかく相手にボールを持たせない」ことを念頭に挑み、ファン・ロマン・リケルメの指揮で前半はゲームを支配することに成功、ハーフタイムに入る前にクレスポとリケルメのゴールから3点差をつけた。

 後半はブラジルの反撃を受けるも耐え抜いて結果的にはプランどおりの快勝となり、「ホームゲームでブラジルに勝って本大会出場権を得る」という理想的な展開で終わった。
 
2011年11月15日 ブラジルW杯予選4節
vsコロンビア 〇2-1
得点者/アルゼンチン=メッシ、アグエロ
    コロンビア=パボン

 母国アルゼンチンでの評価が低く、厳しい批判の的となっていたリオネル・メッシが代表でその真髄を発揮した最初の試合。ベネズエラ相手に史上初となる敗戦を喫し、ホームで乏しい内容のゲームからボリビアと引き分けた直後、猛暑のバランキージャで行なわれた。

 先制点を許しながらもメッシが自ら作ったチャンスを得点につなげて同点に追いついたあと、2点目も演出して文字通り逆転勝利の立役者となり、それまで母国のメディアやファンが求めていた「バルセロナでのメッシ」が厳しい状況下で現れた形となった。メッシ主将のアルゼンチン代表はこの試合を機に上昇気流に乗り、無敗のまま首位で予選を通過している。

文●チヅル・デ・ガルシア

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