ただ、高評価の中でも“ダメ出し”を怠らないメディアも少なくなく、日刊紙『EXPRESS』は「非常にシャープであり、３分で見事なゴール。ただ、他にも幾つか得点機はあった」とし、『Daily Mail』は「チームを勝利に導くための、オープニングゴールを落ち着いて決めたが、その後は静かになり、２点目のチャンスを逃した」と指摘する。

　ネット新聞の『INDEPENDENT』も「きちんとコントロールしてのゴール」を評価する一方で「２点目も狙えたが、そこまでは望めなかった」と。以下、スポーツメディアの『sportskeeda』も「ゴールで自信を得て大活躍したが、ナビ・ケイタのお膳立ては活かせなかった」と続いた。
  　最後に、リバプールの専門メディアである『Rousing The Kop』は「いきなりのプレミア初ゴールが、彼のリバプールでのキャリアの理想的な転換点となる可能性もある」と今後への影響に触れ、『THIS IS ANFIELD』は「チャンスを逃さなかった。ゴールの際には、周囲に敵を全て騙した」と綴っている。

　見る者にインパクトを与えた南野。目の肥えた現地メディアの賛辞は、今後の彼への期待度をさらに上げるものとなっている。

構成●THE DIGEST編集部