しかし現時点でマドリーは、３つのEU圏外枠をヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ、エデル・ミリトンに使っており、２年半前にスペインに到来したヴィニシウスがスペイン国籍を取得することが条件としている（もっとも、今夏にも取得の噂が流れたにもかかわらず、いまだにそれは成されておらず、今後も時間を要する可能性があるという……）。

　また、ロドリゴが先日、ハムストリングスを痛めて戦線離脱。さらには、アーセナルなどのクラブが、ヴィニシウスのレンタルを望んでいるとされ、これらのことが久保に「復帰の扉を開く」と同メディアは綴る。
  　しかし、記事は「もし今季、久保がマドリーの一員となった場合、エメリ監督の下で経験したことを、再び経験することになるだろう」と締めている。武者修行中の若者が、それを途中で終えてマドリーに戻っても居場所を見つけることは難しいということだ。

　果たして、最適な選択はどれで、久保は何を選ぶのか？　バルサ寄りの日刊紙『SPORT』は、マドリーが昨夏に久保を“強奪”し、逆に現在バルサで台頭してきたペドリにかつて入団テストで不合格を言い渡したことを紹介し、両選手の現状を比較した上で、憎き宿敵の“判断ミス”を皮肉っているが、これを覆すような久保のリベンジが期待される。

構成●THE DIGEST編集部

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