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海外サッカー

ベイル、ソン・フンミンの存在も障壁に!?久保建英の“マドリー凱旋“の可能性に現地メディアが言及

THE DIGEST編集部

2021.01.07

 ウェールズが属するイギリスは昨年1月でEUを脱退。当然、ベイルもEU圏外の選手となるため、トッテナムから“返却”された場合は、久保の“ライバル”となる。「ジダン監督はベイルを頼りにすることはない」と断言する同メディアは、彼がマドリーでプレーするレベルにないとし、「ベイルは(買い取りオプションを行使するよう)ダニエル・レビー会長とジョゼ・モウリーニョ監督を説得するべきだ」と主張している。

 またトッテナムといえば、韓国代表FWのソン・フンミンにマドリーが関心を寄せているという報道があったが、同メディアはキャリアのピークにあるソンの有用性(得点力の高さ、チャンスメイクの能力、スピード、ダイナミックなドリブルなど)、一方でマドリーの厳しい財政事情を綴るとともに、やはりEU枠の件で久保にも言及している。
 
 久保にEU枠の問題がつきまとうことは、マドリード最古の日刊紙『ABC』も指摘しており、彼がスペイン国籍の取得条件(10年間連続で在住するか、同国民と結婚して1年経過するか)を満たせば問題はなくなるが、そうなれば二重国籍を認めない日本の国籍を失うことになり、これは本人もマドリーも望まないと綴っている。

 こうした“不利”を払拭するには、やはり久保がピッチ上で圧倒的な能力を示すことが最も効果的な手段だろう。そのための今回の動きが、彼のキャリアにどのような影響を及ぼすのかが非常に興味深いところだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】久保建英が先発したベティス戦のハイライト。「純粋なファンタジー」と評された足裏でのテクニカルなパスも

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