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海外サッカー

ヘタフェで再出発の久保建英、現地メディアは期待と懸念の半々!?「革命を起こす」「信頼に足らない」

THE DIGEST編集部

2021.01.09

 スペイン・サッカーの専門メディア『FuriaLiga』は、久保、そしてアレニャのバルサ下部組織出身コンビについて「創造者たちが革命を起こす」と期待。アレニャが中盤で前後左右のあらゆるポジションを担う可能性があるのに対し、久保は右サイド専任で、最もプレー域が広くなるであろう4-2-3-1でより力を発揮できると予想している。

 もっとも、ネガティブな見方も存在し、マドリードのスポーツ紙『AS』は、「推進力を持つ、ヘタフェにとって理想的な選手」としながらも、「ヘタフェのサッカーに適応できない可能性もある。これまでボルダラス監督はサイドの選手にフィジカルの強さと献身性を求めており、これに対応できない場合、他の選手に取って代わられるだろう」と警告した。
 
 マドリードの通信社『EFE』も、「ヘタフェに最も必要なクオリティ」と絶賛する一方で、やはりフィジカル面は不可欠な要素であるとして、その意味でまだ「久保はまだ信頼に足らない」とも指摘する。

 さらに同メディアは、「ボルダラス監督との共闘で多くのメリットをチームにもたらす可能性もあるが、プレー時間を失う危険もある。マドリーからのレンタル選手は、最大限の能力を発揮することが求められる。ここでの仕事は簡単ではない」と綴っている。

 すでに残された戦いはリーガだけのヘタフェで、途中加入というハンデを背負って再スタートを切る久保。ビジャレアルは公式サイトで「彼のスポーツキャリアでの幸運を祈る」と激励の言葉を送ったが、ここからの道のりがどのようなものとなるか、非常に興味深く、そして楽しみである。

構成●THE DIGEST編集部

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