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海外サッカー

「ビルバオとの決勝で我を失った天才」退場処分のメッシと37年前のマラドーナの共通点を現地紙が指摘

THE DIGEST編集部

2021.01.20

 昨年11月25日に60歳で急逝し、世界中に衝撃と悲しみを与えたアルゼンチンの英雄は、1984-85シーズン、バルサの一員としてコパ・デル・レイ決勝に進出。対戦相手のビルバオは、悪質なタックルで左足首に重傷を負わせた“天敵”アンドニ・ゴイコエチェア、日頃から激しい舌戦を繰り広げていたハビエル・クレメンテ監督らがいる因縁のチームであり、マラドーナにとっては格好のリベンジの舞台だった。

 だが、相手の激しく手堅いサッカーに得点を奪えずに0-1の敗北。彼が悲嘆に暮れていたところに、ビルバオの選手が挑発やからかいの言葉を浴びせたことで、ファン・カルロス国王も臨席していた会場のサンチャンゴ・ベルナベウは、大乱闘の修羅場へと変貌し、選手、観客、報道陣らが負傷する事態となった。
 
 相手の顔面に強烈な膝蹴りを見舞って失神させ、自身も負傷したマラドーナには3か月間の長期出場停止処分が下り、以前から折り合いの悪かったバルサのホセ・ルイス・ヌニェス会長との関係が決裂した結果、彼はイタリアのナポリに新天地を求めることとなった。

 同メディアは「ビルバオとの決勝で我を失った天才」と2人の共通点を伝えているが、この先も偉大な先達と同じ道をメッシが歩むことになる可能性は……!?

構成●THE DIGEST編集部

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