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日本代表

ついに戻ってきた広島の大黒柱、青山敏弘が描く今後のビジョン【独占インタビュー後編】

サッカーダイジェスト編集部

2019.10.11

怪我からの復帰に向けて、城福監督と二人三脚で歩んできた。写真:茂木あきら(THE DIGEST写真部)

怪我からの復帰に向けて、城福監督と二人三脚で歩んできた。写真:茂木あきら(THE DIGEST写真部)

――今季の基本システムは、昨季の4―4―2から3―4―2―1に変更。長く広島で経験してきたこの布陣は、やりやすいですか?

 そうですね。チームも手応えを感じていますし、今季は自分たちの武器になっています。ビルドアップ時のボールの動かし方、選手のポジショニングなどもより良くなっていて、完成してきたなと感じています。

――手応えを感じたのはいつ頃?

 川崎に3―2で勝って、FC東京にも1―0で勝った7月末から8月にかけてですね。戦い方を変えず上位に勝ち切って、強くなったなと。

――川崎戦の勝利は会心だった?

 あの勝利は大きかったですね。やっぱり順位を上げるためには、上位に勝たないといけないので。それに、終盤に2失点したとはいえ、ほぼゲームをコントロールしていた。僕はベンチで出番はなかったですけど、外から見ていても川崎に自分たちの良さを出していて、強かった。

――8月にはリーグ5試合でわずか1失点。堅守も復活しました。

 CBが3枚だから守備が安定しています。そこも3―4―2―1のメリット。今いる選手の特徴を最大限に引き出しているシステムです。


――今季はチームトップの8ゴールを決めている柏(好文)選手も、左ウイングバックでイキイキとプレーしています。

 誰が見てもそう感じるはずです。もちろん、彼は能力が高いから結果を出せているけど、チームのおかげでもある。それは逆も然りでチームも彼の活躍に救われている。今の戦術がマッチしている証拠ですよね。だからこそ、勝点を積み重ねて上位につけている。
 
――戦術面では、昨季の堅守速攻から、パスをよくつなぐポゼッションサッカーになりました。

 結果論かもしれないですけど、昨季の戦い方は終盤戦で連敗したような失速が起こり得るものだった。そう感じたからこそ戦術を変えて、今ではみんな手応えを感じていて、自信がついています。

――システムが3―4―2―1だからこそ、パスも捌きやすいですか?

 そうですね。特に相手が4バックの時はズレが生じるので、そのズレを活かせれば、攻撃がハマります。ただ、相手が札幌や大分みたいに3バックでミラーゲームになると、どうしても、そのズレは生じにくい。そういう時は、ふたりくらいのコンビネーションで敵の守備を崩すような連係も大事になる。グループ戦術はすごく高いレベルに上げられたので、あとは個人での質も上げられれば、攻撃の幅がもっと広がって、相手にとって怖いチームになれる。

――その他にチームが成長したと感じるところは?

 練習での質の高さですね。紅白戦をしても、主力組がサブ組に負けることもあるくらい、競争力が高い。選手間の競争意識の高さは、こだわってやれていますよ。

――だからこそ、大迫選手や森島選手、荒井選手、川辺選手など、調子の良い選手が次々と台頭している。

 彼らは去年から頑張っていたんですよ。結果を出せるようになったのが今年で、チームの核にもなってくれました。ただ、そんな若手たちも、ずっと試合に出られるとは限らない。競争があるなかで選手が成長し、チームももっとレベルアップしていければいいですね。

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