専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
日本代表

ついに戻ってきた広島の大黒柱、青山敏弘が描く今後のビジョン【独占インタビュー後編】

サッカーダイジェスト編集部

2019.10.11

チームを鼓舞する青山。「チームのためにできることをやって、全力を尽くしたい」写真:茂木あきら(THE DIGEST写真部)

チームを鼓舞する青山。「チームのためにできることをやって、全力を尽くしたい」写真:茂木あきら(THE DIGEST写真部)

――シーズン開幕戦、サッカーダイジェストの選手名鑑でのアンケートで、ファン・サポーターへのひと言の欄に「野津田(岳人)と駿をチームの顔にするために、一緒に支えてください。よろしくお願いします!」と答えていましたね。自分のことではなく、ユース出身のふたりの名前を挙げたのが印象的でした。どんな想い込めて書いたのですか?

 プレッシャーをかける意味ではないですよ(笑)。彼らがこのチームで輝いてほしいと、クラブもファン・サポーターもみんなが求めている。そう僕が勝手に感じたんです。ふたりが中央のポジションで常に試合に出続ければ結果はついてくると、本気で思ったから書きました。ガク(野津田)は復帰したばかりで今は苦しく、チームにフィットするためには時間がかかるかもしれないけど、今季の駿は素晴らしいですよね。復帰初年度の昨季はスタメンに定着できなかった。それでも、もがいて頑張り続けてきたから、今季、活躍できている。いずれはガクも駿みたいに這い上がれるはず。チームが進化していく時に誰が先頭で旗を振って走るのかとなれば、やっぱりユース出身のガクと駿です。僕らもできる範囲でサポートしていきます。
――世代交代も進みつつあって、3―4―2―1システムでのポゼッション戦術も浸透してきました。このままいけば、12年、13年、15年と3度のJ1優勝を果たした黄金期のような、安定した土台ができあがると感じますが、どうでしょうか?

 先のことは明言できないです。だけど、自分たちのオリジナルのスタイルを築き上げて、〝勝利の方程式〞と言えるような、確固たる自信を持てる勝ち方を身に着けたい。僕らみたいな地方クラブはビッグネームを獲得できないので、戦術などで勝負して、それに合わせた選手を育てる。昨季の終盤戦の苦しさがあったからこそ、その反省を受けて今のスタイルが確立する流れになった。

――話が変わりますが、日本代表には、やっぱり戻りたいですか?

 それはあまり考えてないですね。日本代表に対して今は、僕からは頑張ってほしいとしか言えないです。

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号