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海外サッカー

「東洋のメッシはほとんど貢献なし」古巣バルサ戦の久保建英に対して現地紙は軒並み厳しい評価「特長の閃きが消えかけている」

THE DIGEST編集部

2021.04.23

 マドリードのスポーツ紙では、『AS』は「良いスタートを切ったものの、フェイドアウトしていった。随所に素晴らしさを見せ、より良いプレーができると感じさせたが、スペースを見つけることができず、弱さも見られた」との寸評の他、バルサのDFオスカル・ミンゲサとの1対1で抑えられたことにも言及、「久保のプレーを特徴づけていた閃きが消えかけており、ミンゲサは簡単に守ることができた」と綴った。

 この『AS』紙同様に採点で「1」(3点満点中)を与えた『MARCA』紙は、「ミンゲサのマークによって、そのクオリティーを示すことがほとんどできなかった。一方、セルジ・ロベルトとの対決では、快適にプレーできていた。最後までプレーし、活発さを示したものの、強い印象は残せずじまい。彼は今季途中にビジャレアルからヘタフェに移籍したが、結果は変わっていない」と、やはりネガティブな記述に終始した。
 
 バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』も、「ククレジャやカルレス・アレニャ同様の元バルサのメンバーで、現在はマドリーからの貸し出し選手」(同メディア)である久保に対する見方は厳しいもので、採点では他の5選手とともに「1」の最低評価であり、「“東洋のメッシ”の貢献はほとんどなかった」とも綴っている。

 ビジャレアル在籍時の3節でのバルサ戦では残り16分間で登場し、0-4のビハインドの中でひとり効果的なプレーを披露して「スタメン待望論」を巻き起こした久保だが、同様の印象を与えることはできなかったようだ。ヘタフェでは、前述のビルバオ戦での大敗後、守備へ原点回帰によって彼の存在感は薄くなっていったが、今回の大量失点は残りのシーズンにおいて、日本人選手にいかなる影響を与えるのだろうか?

構成●THE DIGEST編集部
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