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日本代表

「ギロチンの中にいる」日本男子の五輪初戦を英メディアが展望! コロナ陽性で困惑の南ア指揮官は“悲劇”を懸念

THE DIGEST編集部

2021.07.22

 ただ、この一戦に関しては、前述のコロナ感染が現時点で最大の関心事となっており、南アフリカについては選手らが「濃厚接触者」に該当することで、試合開催の有無自体に疑問符がつく状態となっている。

 大会組織委員は「試合6時間前の検査で陰性であれば試合出場は可能」という見解を示したものの、南アフリカのデイビッド・ノトアン監督は「我々は今、ギロチンの中にいて、そこから逃れる術を見つけなければならない」と、不安な心情を吐露している。

 前述のマーラツィの陽性反応によって「彼を中心にしたゲームプランを作成していた我々にとって、仕事はより困難になってしまった」と語った指揮官は、コロナによって「7日間を失った」選手たちのコンディション面を懸念している。

「デンマークの選手に起こったことを、我々の選手が経験しなくて済むよう祈るしかない」
 
 ノトアン監督は、先日まで開催されていたEURO2020のグループリーグで、デンマークの10番であるクリスティアン・エリクセンがフィンランド戦で突然、心停止を起こして病院に救急搬送された例を挙げ、日本の蒸し暑さなどに慣れるためのトレーニングも十分に行なえずに本番を迎えることに不安を訴えた。

 英国ブックメーカーの『William Hill』では、日本が全体で4番手タイとなる9倍、南アフリカが最下位の251倍というオッズがつけられるなど、大きな実力差があるとされている者同士の一戦だが、“アウェーチーム”にとってはあまり過酷な状況でのスタートを余儀なくされるようだ。

構成●THE DIGEST編集部
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