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海外サッカー

「アシスト、ゴール、そしてオウンゴール」40代初ゴールを決めたイブラヒモビッチの“ショー“を伊メディアが称賛!

THE DIGEST編集部

2021.10.25

 そして、この試合で4点目を決めたイブラヒモビッチは、40歳と20日でのゴール。セリエAでこれを上回る記録を保持しているのは、アレッサンドロ・コスタクルタ(41歳25日)、シルビオ・ピオーラ(40歳4か月9日)、ピエトロ・ヴィエルコウッド(40歳1か月17日)の3人だけ。また、イブラヒモビッチはこの試合で先制点のアシストも記録しており、40歳を過ぎてこれを成し遂げたのは、2017年のフランチェスコ・トッティ以来だという。

 アキレス腱の負傷で1か月ぶりに戦線に復帰し、今回ようやくフル出場を果たした試合でしっかり結果を出したイブラヒモビッチは、自身のSNSで「インフィニティ(無限大)」と投稿したが、文字通り限界知らずの大ベテランである。ボローニャ戦では、よもやのオウンゴールで相手の反撃を助ける形となったが、スポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は「アシスト、ゴール、オウンゴール…常にイブラヒモビッチ・ショーが催された」と、この一戦の主役だったと報じている。
 
 しかし一方で、オウンゴールでだけでなく、運動量の少なさでもチームメイトに負担をかけることにもなった彼について、ミランの専門メディア『MilanNews.it』は「まだ完調ではないことがこの一戦では証明され、ベストなパフォーマンスを発揮できなかった」と厳しく評価。また『Gazzetta dello Sport』も「スウェーデン人のコンディションは不安定」と報じ、代役として加入したオリビエ・ジルーも不完全な状態ということで、セリエA、チャンピオンズ・リーグともに大事な試合が続くミランにとっての不安材料に挙げた。

 2019年の再加入以降、ミランを劇的に変貌・向上させた功労者は、このところは彼なしでも勝てるようになったチームにおいて、今後、どのような役割を果たすのだろうか。今後達成されるであろう歴史的ゴールが、久々のビッグタイトル獲得を狙うミランに何をもたらすのかも含め、非常に興味深いところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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