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日本代表

「めったにしない」交代策が奏功。3連勝に導いた三苫薫に各国メディアが賛辞!オマーン紙も「ゴールデンパス」

THE DIGEST編集部

2021.11.17

 他大陸のメディアでは、ベルギーのスポーツメディア『LES SPORTS』が「ミトマーイトウ:日本の『ベルギー・ライン』がオマーンに対して違いを生み出した」「ユニオン・サンジロワーズのウイングは『サムライブルー』でのデビュー戦で、この日唯一の得点者となったヘンクのイトウをアシストした」と、自国リーグでプレーする2選手の活躍ぶりを強調した。

 一方、スペインのスポーツ紙『MARCA』は「日本はほとんどW杯から除外されていた状態から、見事にカムバックを果たした」と報道。三苫について「素晴らしいパスをイトウに送った」と称賛するとともに、現在は復帰に向けてトレーニングに励んでいる“日本の至宝”についても言及し、「膝を負傷したタケフサ・クボなしでも『サムライ』は大復活を遂げ、直接カタールにアクセスできるポジションの一角を占めている」と綴っている。
 
 最後に、ブラジルの総合メディア『globo.com』は今回も詳しいレポートを展開したが、前半の試合内容については「悲惨」と酷評。日本に対して「遅く、ほとんど何もできなかった」と厳しく綴る一方で、ハーフタイムに森保監督が「めったにしない」(同メディア)選手交代やシステム変更などによって「サムライは良くなった」。後半開始直後のドリブルでの仕掛けで空気を変え、決勝アシストも果たした三苫については「日本を『水』から『ワイン』に変えた」と褒め称え、10点満点の採点でも最高の「7」と、以下のように賛辞を贈った。

「待望のA代表デビューで期待に応えた。彼がピッチに入ると、チームは違った姿を見せ、より攻撃的で鋭敏になった。最初の仕掛けで、ペナルティーエリアの左側でファウルを受けた。彼のドリブルは、オマーンの守備陣に悪夢を与え、イトウの決勝ゴールをアシストすることによって、試合を決めた」

 また、森保監督(採点は「6」)に対しては、「前半の頑固なラインアップと無感心なパフォーマンスは、自身の墓穴を掘っているかのように見えた」「ネガティブな結果(引き分けか負け)が彼の仕事を犠牲する可能性が高い中、3度目の今回も彼は首周りのロープから逃れることができた」と、崖っぷちの状況だったことを随所で強調。最後は「(選手時代に経験した)『ドーハの悲劇』の亡霊と対峙するためにカタールに戻ろうとしている“ポイチ”の運命やいかに?」と締めている。

構成●THE DIGEST編集部

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