さらに、ASDキエーリに移籍(12万ユーロの移籍金が発生)した16年は、15ゴールを挙げてリーグ優勝。翌年に受けたセリエBのプロ・ヴェルチェッリからの誘いは、EUパスポートを持っていなかったことで破談となるも、12月に加入したACゴッツァーノ(セリエD)でも素晴らしいパフォーマンスを発揮した。
そして19年にセリエBのクロトーネに移籍すると、34試合6得点6アシストを記録し、チームのセリエA昇格に貢献。昨季は37試合に出場したカルチョのトップリーグで9ゴールを挙げたほか、ドリブル成功回数でロドリゴ・デ・パウル(ウディネーゼ)に次ぐセリエA第2位を記録する。
こうした活躍で見る者に強いインパクトを与えた結果、ミランのパオロ・マルディーニSDが強い興味を示し、ついに世界的な名門クラブの一員にまで昇り詰めたのだった。
とはいえ、トッププレーヤーとしてはフィジカル面で大きな問題を抱えていたため、ミランでは一から鍛え直すことを余儀なくされた。怪我もあってここまでの出場は、セリエAの2試合で合計でわずか51分間のみ。
しかし、今回のアトレティコ戦では65分からピッチに立ってCLデビューを飾ると、その22分後に大きな仕事を果たして勝利の立役者となったのだ。
『Gazzetta dello Sport』からも「彼の最も美しい夜は、31歳を間近にして到来した」と報じられているメシアスは試合後、「何よりも勝利に満足している。ゴールとデビュー戦が必要な時に訪れたことも」とチーム第一の姿勢を強調しながら、この一夜を振り返っている。
「(ゴールの後には)これまでのことが頭をよぎり、泣きそうになった。純粋な感情だった。そして神様のことを考えた。これまでの僕の人生は、神様の導きによるものだと思う。今夜は僕の人生で最高のものであり、望むべくもなかったものだ。(ゴールの瞬間は)落ち着いていた。落ち着いている時は、素晴らしいことができる」
さらに、このゴールを「僕を信じてくれた家族やブラジルの友人たち捧げたい」とも語ったメシアス。最終節へ「リバプールは難しい相手だが、我々は謙虚さを保ち、今日のような最初から最後までうまくいったプレーをする必要がある」と気を引き締めた30歳はこの先、どれだけの高みに到達することができるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
そして19年にセリエBのクロトーネに移籍すると、34試合6得点6アシストを記録し、チームのセリエA昇格に貢献。昨季は37試合に出場したカルチョのトップリーグで9ゴールを挙げたほか、ドリブル成功回数でロドリゴ・デ・パウル(ウディネーゼ)に次ぐセリエA第2位を記録する。
こうした活躍で見る者に強いインパクトを与えた結果、ミランのパオロ・マルディーニSDが強い興味を示し、ついに世界的な名門クラブの一員にまで昇り詰めたのだった。
とはいえ、トッププレーヤーとしてはフィジカル面で大きな問題を抱えていたため、ミランでは一から鍛え直すことを余儀なくされた。怪我もあってここまでの出場は、セリエAの2試合で合計でわずか51分間のみ。
しかし、今回のアトレティコ戦では65分からピッチに立ってCLデビューを飾ると、その22分後に大きな仕事を果たして勝利の立役者となったのだ。
『Gazzetta dello Sport』からも「彼の最も美しい夜は、31歳を間近にして到来した」と報じられているメシアスは試合後、「何よりも勝利に満足している。ゴールとデビュー戦が必要な時に訪れたことも」とチーム第一の姿勢を強調しながら、この一夜を振り返っている。
「(ゴールの後には)これまでのことが頭をよぎり、泣きそうになった。純粋な感情だった。そして神様のことを考えた。これまでの僕の人生は、神様の導きによるものだと思う。今夜は僕の人生で最高のものであり、望むべくもなかったものだ。(ゴールの瞬間は)落ち着いていた。落ち着いている時は、素晴らしいことができる」
さらに、このゴールを「僕を信じてくれた家族やブラジルの友人たち捧げたい」とも語ったメシアス。最終節へ「リバプールは難しい相手だが、我々は謙虚さを保ち、今日のような最初から最後までうまくいったプレーをする必要がある」と気を引き締めた30歳はこの先、どれだけの高みに到達することができるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部