専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
日本代表

メッシ&C・ロナウド時代の終焉か。CL敗退で高まる声に元英代表が私見「比較は時期尚早だ」

THE DIGEST編集部

2021.03.12

CLで早期敗退したC・ロナウド(左)とメッシ(右)の両雄。(C)Getty Images

CLで早期敗退したC・ロナウド(左)とメッシ(右)の両雄。(C)Getty Images

 3月10日(現地時間)、チャンピオンズ・リーグ(CL)のラウンド・オブ16・第2レグが行なわれ、バルセロナは1-1でパリ・サンジェルマンと引き分け、合計スコア2-5で敗退が決定した。

 ホームでの第1レグで1-4の大敗を喫していたバルサは、奇跡を信じて敵地パルク・デ・プランスに乗り込んだが、31分に不運なPK献上でキリアン・エムバペの先制を許す。37分にリオネル・メッシの鮮やかなミドルが炸裂するも、前半アディショナルタイムに得たPKではメッシが痛恨の失敗。以降、7割近くのボールポゼッションを誇り、相手の3倍のシュートを放ったものの、スコアを動かすことはできなかった。

 2006-07以来となるベスト16止まりという結果は、バルサの凋落ぶりを示す事象だと言えるが、同時にエースのメッシが見事なゴールを挙げたとはいえ、決めれば相手を精神的に追い込めたであろう貴重なPKを外し、一方でパリSGの若きエースである22歳のエムバペが決めたというコントラストが、より強い印象を世界中の人々に与えたようだ。
 
 英国の日刊紙『Daily Mirror』は、試合後にエムバペがメッシとユニホームを交換すると思いきや、18歳のペドリの元に向かったことを紹介しているが、この場面も象徴的ものとして見た者は少なくないという。

 また、前日にはユベントスがポルトに3-2で勝利するも、アウェーゴールの差で2年連続の早期敗退。メッシとともに現在のサッカー界をリードするクリスチアーノ・ロナウドも早々に争いから姿を消した。そして同日、エムバペとともに未来のスーパースターと目されている20歳のアーリング・ハーランドは、2ゴールで5年ぶりの8強入りにドルトムントを導いている。

 まさに、王位の移動を印象付けるかのような結果だが、かつてバイエルンやマンチェスター・ユナイテッドで活躍したオーウェン・ハーグリーブスは、「メッシ&C・ロナウドとエムバペ&ハーランドを同等に語るのは時期尚早だ」と主張している(『BT SPORTS』より)。
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号