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海外サッカー

「汚い嘘に満ちた告発」ストイコビッチ、レッドスターGMを告訴と現地報道。古巣クラブは徹底抗戦を宣言、サッカー協会は理事会で対応を決定

THE DIGEST編集部

2022.03.10

「このような侮辱や誹謗中傷を容認することはできない個人に対する訴訟を準備するために、彼への訴訟準備のために、弁護士を雇った。次の代表試合やカタール・ワールドカップに向けて準備するための、平和な期間を過ごしたかったが、残念ながらこれには対処しなければならない。今後のことは国民も知ることになるだろう」

 テルジッチGMとピクシーの微妙な関係は、国内では以前からの関心事であり、これまでにも「私はセルビア代表がカタール・ワールドカップ予選でポルトガルを下した際、真っ先にピクシーを祝福したが、我々がダービー(パルチザン戦)で勝っても、彼から祝福が届いたことや、彼がメディアでレッドスターを祝福したことは、一度もない」と、テルジッチGMはクラブのレジェンドの姿勢を批判していた。

 ピクシーから示された法廷での対決姿勢に対して、レッドスターはテルジッチGM個人ではなく、クラブとして声明を発し、「ストイコビッチはレッドスターへの嫌がらせを続けている。今回の訴訟発表は、当クラブへの圧力であると考えている。我々は彼からの脅威に関係なく、クラブの利益を守るための戦いを諦めない」として、徹底抗戦することを宣言している。
 
 なお、レッドスターの批判の対象となったセルビア・サッカー協会も声明を発しているが、こちらは具体的な名前を出さず、「ここ数日の間に、ストイコビッチ代表監督、審判委員会、サッカー協会に向けられた不適切な発言や、根拠のない攻撃に対して、我々は何らかの対応の必要性に迫られている。今月15日に開催される理事会で、適切な決定を下し、発表する予定である」と発表した。

 セルビア・サッカー界で勃発したこのネガティブな“対決”。果たして、真相は明らかになるのか。そして、いかなる結末を迎えるのか。今後の動向を見守りたい。

構成●THE DIGEST編集部

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