クロップ監督は、豊富なFW陣においては誰を選ぶか悩むほどであると明かし、これを喜ばしいものであるとしながらも、“犠牲”を強いられる選手がいるこの状況が長く続くことはないとして、今夏に幾らかの選手が退団する可能性があると認めている。実力社会であり、決して理不尽な起用ではないものの、結果を残しており、他クラブからの引き合いがある状況でもベンチを温めざるを得ない（もしくはベンチにも入れない）という、ある意味「損な役回り」を担う南野らが、出番を求めて移籍することに理解を示しているようだ。
  　ちなみに同メディアは、南野らの代役となり得る数少ない候補として、今季、マインツでここまで１試合平均0.83得点を記録し、CF、アタッカーなど複数のポジションをこなせて、南野の現在の推定移籍金額といわれる2000万ポンド（約32億4000万円）より安い1500万ポンド（約24億円）と“手頃”な市場価格である21歳のドイツU-21代表ヨナタン・ブルカルトを挙げている。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】リバプールに南野拓実の居場所はあるか？ 英専門メディアは代表戦明け２試合が去就の鍵を握ると指摘！