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日本代表

日本代表を“死のグループ”の対戦国はどう評価したか!? スペイン紙「最も価値が高い選手」と分析したのは――

THE DIGEST編集部

2022.04.03

スペイン、ドイツと同居するグループに入った日本。この抽選結果を対戦国メディアはどう見ているのか。(C)Getty Images

スペイン、ドイツと同居するグループに入った日本。この抽選結果を対戦国メディアはどう見ているのか。(C)Getty Images

 現地時間4月1日、今年11月に開催されるカタール・ワールドカップの本大会に向けたグループリーグの組み合わせ抽選会が行なわれ、日本はグループEで、スペイン、ドイツ、大陸間プレーオフ(コスタリカ対ニュージーランド)の勝者と対戦することが決定した。

 スペインだけでなく、ポット2に組み込まれてどのグループに入るかが注目されたドイツとも同組となり、「死のグループ」に入ったと嘆く声は、当然、多く上がっている。その一方で、どこも厳しいグループなのであれば、スター揃いの強豪国と対戦してほしいと、この組み合わせを歓迎する人も少なくないようだ。

 となれば、対戦国メディアの反応が気になるところだが、初戦で対峙するドイツでは、やはりスペインに対して大部分の関心が寄せられている。そのなかでミュンヘンの日刊紙『Suddeutsche Zeitung』は速報記事で「日本は、対戦相手としては簡単に見える」と楽観的に報じるも、後に「思ったよりも、困難な相手となる可能性がある」とまとめている。

 また、別の記事では、「前回のロシア大会、スウェーデン、メキシコ、韓国との同組という、比較的楽なはずだったグループで史上初のグループリーグ敗退を喫したことが、スペイン、日本、コスタリアもしくはニュージーランド相手の今回も同様の結果に終わる可能性があるということを、ドイツ人に強く印象付けており、国内では『かなり難しい』から『大丈夫』まで、様々な意見が活発に議論で飛び交っている」と伝えた。

 さらに独紙『Der Western』も「日本はシャルケのスター、コウ・イタクラとともに、ドイツと同じグループに加わった」と報道。サッカー専門メディア『90min』のドイツ版はSNSに注目し、「イタクラとティモ・ヴェルナーがどのような対決を見せるか?」「ドイツ対イタクラ。それがW杯の全てだ」「(遠藤の動画とともに)W杯でドイツを完封するのは誰だ?」との日本人選手に言及した投稿を紹介している。

 続いて、最終戦で対決するスペインでは、日刊紙『El Pais』が、アジアの対戦国について、次のように説明している。

「運動量の豊富さを前面に押し出し、優れた戦術的な秩序を有するチームだが、飛びぬけて素晴らしい選手は存在せず、またW杯においては上位に進出した経験はない(ベスト16止まり)。リバプールのアタッカーであるタクミ・ミナミノが最も価値の高い選手のひとりである」
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