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海外サッカー

宿敵バルサの贔屓メディアは「説明不可能」と驚愕! マドリーがシティ相手の再びの“ベルナベウの魔法”に反響止まず

THE DIGEST編集部

2022.05.05

 しかし、シティのファンはなかなかこの結末を飲み込むことができていないようであり、マンチェスターの地元メディア『Manchester Evening News』は「こんな試合の後では眠れない」「信じられない」「サッカーが嫌いになった」「我々は優秀なチームだが、このような戦いに対する用意がまだ足りていない」「とても恥ずかしい」「自滅だ」といった、SNSに寄せられたファンの声を紹介している。

 また、マドリーのカゼミーロが幾度か危険なファウルを犯しながらも警告すら出なかったため、ダニエレ・オルサート主審への不満も噴出し、「カゼミーロは2度イエローカードを提示されるべきだった。恥ずべき判定だ」「なぜ警告が出ない? この主審は我々には何も与えてくれない」「カゼミーロは絶対にフィル・フォデンのユニホームを欲しがっている」「カゼミーロはイエローカードが相応しい野蛮なタックルを仕掛けたのに……」といった、怒りや皮肉の込められた意見も多く投稿されたという。

 一方、英国の日刊紙『EXPRESS』は、この一戦の勝敗を分けた「5つのポイント」として、マドリーが「瞬間」で試合を決められるチームであること、シティの守備陣でジョン・ストーンズが負傷欠場し、オレクサンドル・ジンチェンコがスタメンを外れたこと、また攻撃ではラヒーム・スターリングのベンチスタート、続いてヴィニシウス・ジュニオールとフォデンの若きトップタレントの対決で前者が勝利したこと、そしてアンチェロッティ監督の「まるでバスを待っているかのように」冷静な対応を、それぞれ挙げている。

 また、元イングランド代表DFで現在はコメンテーターを務めるリオ・ファーディナンドは、スポーツ専門チャンネル『BT Sport』で、マドリーの勝利の要因を「複数の選手がCLで優勝経験があり、どのような状況でもパニックに陥ることがなかった。彼らは常に選手同士や監督に対して信頼を寄せており、また大観衆の前でも高い集中力を保つことができる」と分析した。

 もちろん、すでにマドリーとリバプールの決勝に目を向けている海外メディアも少なくなく、米国の『Sports Illustrated』は両チームの過去8度の対戦を振り返り、マドリーが4勝3分け1敗・10得点8失点でリードしていること、直近の5試合では4勝1分けと負けなしであることを紹介している。
 

 また、同国の『The Sporting News』は早くも決勝の見どころを選定し、2017-18シーズンの決勝ではセルヒオ・ラモスと絡んで腕を負傷して涙の途中退場となったモハメド・サラーが、(ラモスはいないものの)マドリー相手に復讐を果たせるか? 両監督が新記録(アンチェロッティ監督は史上最多の5度のCL制覇、ユルゲン・クロップ監督はイングランドで初の「4冠」)を達成できるか? そしてベンゼマが今年のバロンドールを決定づけることができるか? などを挙げた。

 そして同メディアは、現時点での各ブックメーカーの優勝予想オッズも紹介しており、そのうちのひとつである英国『Sky Bet』では5月5日現在で、リバプールが「10/11(1.91倍)」でマドリーが「11/4(3.75倍)」で引き分け(PK戦決着)が「11/4(3.75倍)」となっており、リバプールが有利と見ている。

構成●THE DIGEST編集部

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