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海外サッカー

ロナウド&メッシの両雄がカタールW杯で達成可能な数々の「大記録」。伯メディアは今季絶好調の自国エースに期待!

THE DIGEST編集部

2022.09.02

 C・ロナウドといえば、ともに長くサッカー界を牽引してきたもうひとりの雄、リオネル・メッシについても、同メディアは今月半ばに「メッシがアルゼンチン代表としてカタールで達成できる記録」を特集し、今季はパリ・サンジェルマンで序盤から輝きを放っている35歳が、カタールで得られる可能性がある“勲章”の数々を挙げている。
 
 1つ目は「アルゼンチン代表選手としての最多W杯・大会出場」で、06年大会から連続出場中のメッシに並んでいるのは、ディエゴ・マラドーナ(82年スペイン大会~94年アメリカ大会)、ハビエル・マスチェラーノ(06大会~18年大会)の2人だけであり、単独でトップに立つのはまず間違いないだろう。

 2つ目は「アルゼンチン代表選手としての最多W杯・試合出場」。現在1位はマラドーナ(21試合)、2位はマスチェラーノ(20試合)で、現時点で19試合のメッシが全試合に出場するなら、グループリーグ最終戦で新記録が生まれる。ちなみに、35歳のキャプテンが悲願の世界制覇を果たすことができれば、数字は26試合まで伸び、ローター・マテウス(25試合)やミロスラフ・クローゼ(24試合)というドイツの偉人を抜いて、「最多W杯・試合出場」を達成することになる。

 そして最後は「アルゼンチン代表選手としての最多W杯得点」で、メッシはここまでの4大会で6ゴールを挙げているが、ガブリエル・バティストゥータは94年大会から02年日韓大会までに10得点を記録している。同メディアは、「4点以上を挙げるのは、他のタスクよりも困難ではあるが、エースにとって不可能ではない」と綴っている。

 このように、ポルトガルとアルゼンチンの大エースに注目した同メディアだが、今回こそ優勝を望まれている自国のエース、ネイマールへの期待も高い。その表われとして、彼の過去10シーズンにおける所属クラブでの開幕4試合の成績を比較、今季の7得点・6アシストが図抜けたものとして(昨季までの最高は得点が4点、アシストは5)、好スタートを切った彼が、ピークの状態で11月を迎えられると見ているようだ。

 同メディアが紹介した、元ブラジル代表のSBカフーのインタビューにおいて、現時点で最後(02年大会)にW杯の黄金トロフィーを授けられたキャプテンは、「ネイマールの技術について議論の余地はない。彼はロナウド、メッシ、(ケビン・)デ・ブルイネ、(キリアン・)エムバペよりも優れている」と、現在の背番号10に大きな信頼を寄せている(ただ、現時点での優勝候補筆頭には宿敵アルゼンチンを挙げ、「20年前のブラジルと同様の状況にある」と理由を述べている)。

 サッカー界には次々にスター選手が出現し、今大会もより若い優れた選手が多く世界最高の舞台に上がることになるが、いまだ絶大な存在感を誇るスーパースターたちがいかなるパフォーマンスを発揮し、いかなるドラマを生み出すかも大きな楽しみと言えよう。そして、彼らのうちの誰かが、ついに悲願を果たせるかどうかも興味深い。

構成●THE DIGEST編集部
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