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海外サッカー

「トミヤスと並んで最も市場価値が高い」CLで大活躍の鎌田大地に欧州クラブが興味深々!W杯の活躍次第では争奪戦も

THE DIGEST編集部

2022.11.04

 このように結果を出し続けている選手には、当然ながら欧州の他リーグのクラブから関心が寄せられるものだ。

 フランクフルトとは2023年6月までの契約を結んでいる。現時点で延長されていない彼の去就には今夏も注目が集まったが、この数日で多くの現地メディアがスペインのセビージャやイングランドのエバートンからの強い関心を伝えている。

 セビージャについては、同クラブの名物SDモンチが以前から鎌田に目をつけていたようで、スペインの日刊紙『LA RAZON』は来夏にフリーに獲得するべく交渉を行なうと報じている。一方エバートンに関しては、英国のスポーツ専門サイト『Sport Mole』が「エバートンのフランク・ランパード監督は今夏に守備的MFの強化を優先した。その結果、今シーズンはファイナルサードでの力が弱く、プレミアリーグ13試合で11得点(下から3位タイ)しか奪えていない。ゆえに鎌田の契約交渉を監視するとともに、アプローチする可能性もある」と記した。

 こうした報道は、実現するとしても来夏の獲得になる場合が多いが、なかには冬の移籍市場での動きも示唆している。前述の通り、フランクフルトがCLで決勝トーナメントに進んだこともあり、鎌田が冬に所属チームを変えるメリットはないとの見方がほとんどだが、彼自身がプレミアリーグでのプレーを希望しているため、年明けの移籍市場を注視する必要がありそうだ。
 

 11月1日にカタール・ワールドカップの日本代表メンバー26名が発表され、大迫勇也(ヴィッセル神戸)や古橋亨梧(セルティック)といった典型的なセンターフォワードが外れた。そして選ばれた陣容から見て、森保一監督が鎌田に攻撃面で大きな役割を託すのは明らかだろう。この中東での1か月間が、彼の価値を大きく変動させる可能性があり、それによって新たなクラブによる争奪戦の勃発もあり得る。

 ちなみに、ドイツの移籍専門サイト『Transfer Markt』が「ダイチ・カマダは(プレミアリーグ・アーセナルの)タケヒロ・トミヤスと並んで2200万ユーロ(約32億円)と、日本でもっとも市場価値の高い選手である」と紹介する一方で、ドイツのニュース番組『tagesschau』は「日本では『スターはチーム』であり、卓越したスキルと経験を持つカマダらを擁しても、“際立つ”選手はいない」と指摘している。

 はたして、今が旬とも言える“日本のスター”は、この2か月間でさらなる話題を世界に提供し、よりそのグレードを高めることができるのか。期待を持って見守りたい。

構成●THE DIGEST編集部

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